日本ではあまり馴染みのないNFLだが,アメリカではダントツの人気を誇る国民的娯楽スポーツ。
昔,自分もロスとサンフランシスコに行った際に,土産にレイダーズと49ersのナンバープレートを買ったり,東京ドームにスーパーボールを観戦しに行ったりと,NFLのにわかファンであった時期があった。
作品では,主人公が巨大なNFLの団体に対して,自分の信念を掲げて,競技の危険性を訴える。作品の中盤までは,順調に事が進むが,あまりにも巨大な組織は,そう簡単には動かない。それどころか,主人公やその周りの人々をも脅かす。後半からの主人公達の苦悩が作品を盛り上げる。ここら辺の盛り上げ方は脚本の演出もあるのかもしれないが,実話ではあるので衝撃的であった。にわかファンだった自分にとっては,時代の流れを感じた。
作品中でも取り上げられていた,喫煙と健康との問題もそうだが,何も考えずに娯楽だけを求めていた時代を見直して,これからは何が正しいかを自分で見極めていかなければいけいと改めて考えさせられる作品であった。
今,このネット社会にも・・
