SatoshiFujiwara

コルネイユ=ブレヒトのSatoshiFujiwaraのレビュー・感想・評価

コルネイユ=ブレヒト(2009年製作の映画)
3.5
微妙に編集のちがう3バージョンを立て続けに計80分。なかなかしんどい。最初のコルネイユを朗読するシーンではフルショットであえてベランダで逆光で撮られているから朗読者の表情がほとんど見えない。ブレヒトのパートでは部屋でコルネイユとおなじ朗読者がソファーに座ってラジオ劇を朗読するが、おそらく通してすべて何回か朗読したものを編集で敢えてブツ切りにして繋げている。カメラの位置は完璧におなじだが、撮影している時間帯が違うから光がまるで違うし朗読者の服装も全く違う。ストローブを理解(おこがましいが)するカギはこの辺りにある気がする。また「シチリア!」での、まるで音楽のようなすばらしいイタリア語にかわり、ここではやはり音楽と化したフランス語とドイツ語(特に後者)の響きに魅了されることしきり。