トトCINEMAライフ

戦国自衛隊のトトCINEMAライフのレビュー・感想・評価

戦国自衛隊(1979年製作の映画)
4.0
2019年6/29…もう何回目の再放送だろう?
何度目の再観賞だろう?展開は分かっているのだから多少のマンネリや飽きは正直ある、荒唐無稽な設定や、余りの大掛かりさに滑稽さを感じながらも、見る度に邦画史上においての、そのオリジナリティを素直に称賛せずにはいられない

※以下は以前までのレビュー、今後も加筆の可能性あり…

好き嫌いや、時代考証・設定の辻褄など気になる人には不向きだろうが、突飛でいて面白いアイデアはオリジナリティが溢れて斬新、当時としても豪華過ぎる程の俳優たちの熱演がそれをかき消している

渡瀬恒彦のトンガリっぷりや、千葉真一のギラギラ感、その千葉と並んでも決して見劣りしない夏八木勲の貫禄と肉体美

その他、自衛隊の洗車やヘリ、各武器類、戦国武士達の武装などスケールも大きく再評価されるべき作品だと思う…

漫画家かわぐちかいじ氏の後の作品「ジパング」等、自衛隊がタイムスリップする物語には整合性も求められようが、そもそもがフィクションなので多少の雑さがないと、エンターテイメントとして結局はまとまらないのではないか?!とも感じる

全編・ラストに渡って流れる昭和を感じさせる、煽りソングも作品を盛り上げている

そもそも、過去なり未来にタイムスリップしたとして一生懸命生き延びようとしたら、そこに(歴史に介入してはならない、歴史を変えてはならない)等と言う、どこかご都合主義のような学説に従う事が出きるか?

否、そうとは思えぬからこそ、この作品を支持する・・・あくまで邦画においてだが、この作品の存在感は大きい!!