あーぁ

アンチバース(原題)のあーぁのレビュー・感想・評価

アンチバース(原題)(2016年製作の映画)
3.9
おぎゃあ!悪魔の子を孕んじゃったアバズレのボテ腹ご懐妊ホラー。

ミシガンの郊外にある町で‪毎日のようにドラッグと酒、夜な夜なクレイジーなパーティーに明け暮れる自堕落な女ルー。

そんなアバズレ女子のルーは今日も今日とてベロンベロンに酔いまくりながらパーリー気分に花咲せてましたとさ。

ところがどっこい。そんなある日、ルーは自分の身体になんか違和感があるのを感じ、全く身に覚えないままお腹に子供を孕んでいた。

ここ何ヶ月もセックスしてないハズと混乱するも、お腹の膨らみは日に日に大きくなり、足の裏には大きな水疱が出来るわ首の皮は剥がれるわ、しまいには毛むくじゃらな奴らに子宮の中調べられるっつう気持ちわりいー幻覚症状に苛まれたり(´Д` )

陰謀か?はたまた薬の副作用か?ルーは果たして晴れてお腹の赤ん坊と一緒にトゥギャザー出来るのか(・∀・)!?


サイケデリックで神秘的な映像と幻惑的な下ネタの応酬で所々にシュールさを挟んでくるサイケカルトなボテ腹スリラー。

オレンジ・イズ・ニュー・ブラックのニッキー役でお馴染みなナターシャ・リオンによる無気力なアル中薬物依存なルー役が良い意味で現代的な感じがしましたな。

妊娠の恐怖というとローズマリーの赤ちゃんに近いかもだがヒロインが救いようのないアバズレ感という点がまた新しい。

観客を混乱させて怒らせてやりたいっつう監督の意図通り、まぁかなり奇妙で気持ち悪い不快感ある映画でしたよ。
所々クローネンバーグやジョン・ウォーターズみたいな異質さと不気味さもあったですが、、

最近だとネオンデーモンにも近いかもですがまぁあちらはエル・ファニング含め綺麗な演出が鼻について個人的に全くスカン映画だったがこっちは汚らしさと突拍子も無い様に見えてあながちリアルな感じが非常に好きでしたね(*¯艸¯)

他のレビュー見るとフェミニズムや昨今の社会問題と言ったようなもんを色々とマタニティに絡ませた暗喩的な作りにも見えなくもないらしいが私は疎いもんでそういうの全く分かんない。

まぁ意味わからんし変な映画だし、ぐじょぐじょしてて気持ちわりいー!でも面白い!!
それで十分楽しめましたわ(´∀`)

果たしてルーのボテ腹からは鬼が出るか、蛇がでるか。
ご懐妊ラストも申し分ないぶっ飛びっぷりで破水モノかと(・∀・)ニヤニヤ
あーぁ

あーぁ