Narmy

フェリーニに恋してのNarmyのレビュー・感想・評価

フェリーニに恋して(2016年製作の映画)
3.7
偶然!昨日見た映画がでてきた🎶¨̮
これはほぼ、事実に基づいたおはなし。

童話や本当の愛に憧れる姉クレアとやんちゃで現実的な妹ケリーは近所の有名人。
夢見る姉は夢を見ているうちに、娘ルーシーを授かる。
クレアは娘ルーシーを守る為、彼女を全てのことから切り離すことにしたが、、

風景画から抜き取ったような緑が視界いっぱいに広がる。
母娘、2人で過ごす時間は夢のようで、本を読んだり映画をみたり、、ただ、ルーシーには友達もいない、働いたこともない、社会から隔離された状況で20歳になる、、

何かをみてふれて、心が昂ることってあるよね♪
それが、ルーシーの知識としてなかった感情だったのだから感動もひとしおだと思う。
フェリーニの映画と、現実が並行したり交差したりするんだけど、何処までが現実で何処までが虚構の世界なのか、明確な境界線はない。
そこに母娘のフェリーニの映画を媒体にシンクロしていく様子が加わると全てがクレアの願望で儚い夢なんじゃないかという気持ちになる。

美しいローマの街並みや芸術の美しさに心があらわれ、愛と欲、ときには悪夢にさらされながら街をさまようルーシー。
何が彼女を突き動かし、どんな答えを追い求めるのか、、

母クレアの子育ては普通ではない。
ただ、愛情を降り注ぎ育てたことは間違ってはいない。
大人へと急速に成長していくルーシーは、しっかりと人を愛せる女性に成長したのだから。

きっとフェリーニの作品に準えて進むストーリーだから、作品を観ているともっとたのしめただろうな。
「道」は観てみようかな( ˶˙ᵕ˙˶ )
Narmy

Narmy