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ジュラシック・ワールド 炎の王国のdjangoのレビュー・感想・評価

5.0
夢と希望に溢れた映画を観に行ったつもりが、そんなものどこにもなかった。
正直、観たい映画ではなかった。
昔の傑作ゲーム『クロノトリガー』を思い出したし、もっと言えば、全く同じような話の某有名リブート映画を何年か前に観たような気がする。

とにかく、怖い映画だった。
ホラー的な怖さもあり、メッセージ性もありつつ、おっぱいに注目させるという、緩急が効いた映画だった。

メッセージ性はあるんだけど、夢や希望と、絶望は実は同じ形をしているので、結局進むしかないよね。
っていう感想だった。
それに、人類のとった行動は結果的にクズな行動しかなかったけど、1人1人の立場になったら、そう理解しがたい行動でもないところが良かった。
実際、主人公サイドが存在しなければ、流れが激流になることもなかった。
個人個人の正しさの追及は、時に何よりも厄介なものになると考えれば、なかなか良い。

ツッコミどころはたくさんあるけど、僕が特に気になったのは、主人公の戦闘力がたまにスターロードになっているところかな。単なる調教師の戦闘力じゃないだろ!と言いたい。
それに、俳優の何人かがちょくちょくマーベル映画に登場しているのも、あれ?僕ジュラシックワールド観ているんだよな?ってなる。

スターウォーズの姉妹みたいな感じになってきたかな。
復活1作目で見たような話で接待をして、2作目でぶち壊す。
定石ってことなんだろうね。

賛否わかれる映画かもしれないが、僕は好きだ。
そして、続編も観たいんだよね。
ようやく楽しくなってきたっていうか、おままごとはもう止めて、男らしい遊びをしようぜ?って気分だ。
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