隔絶した洋館、謎の美少女、地下で行なわれてる研究、そんな舞台立てからして明らかに怪奇映画な佇まいを見せて始まるこの映画、いやまさかと思っていたら後半から本当に怪奇映画へと変貌して、いやもう興奮で打ち震えてましたわ。ゲームの『バイオハザード』の例があったにしろ、『ジュラシック・パーク』で打ち出されたSF世界とゴリゴリのゴシック要素がここまで化学反応を見せるなんて思わなかったし、ここまで自分の作家性を保ちつつこの映画を仕上げたバヨナ監督は本当に凄いと思う。あとシリーズ中、最も恐竜をエモく撮ってたのもツボ。 賛否分かれてるらしいが、腰を落ち着けず果敢に新しいことをやろうという気概はそれだけで好感が持てるよね。
