鰯

ジュラシック・ワールド 炎の王国の鰯のレビュー・感想・評価

3.3
ようこそ、ジュラシックワールドへ

イスラ・ヌブラル島に火山噴火の可能性が高まり、人類は「生命を自然の選択に委ねるべきか」選択を迫られる。ジュラシックワールドを運営していたクレアは、ブルーの育ての親であるオーウェンとともに、恐竜の救出に向かう。

初めに書くことでないかもしれませんが、音楽よかったです。あのテーマソングがなかなか流れないことに違和感がありましたが、終了後に口ずさんでる子供がおり、こうやって残っていくのだなあと思いました。爆音上映で観たため、恐竜の声も地響きがするようでたまりませんでした。
恐竜の表現はやっぱりすごいわけですし、それは盛り上がりますよ。筋肉や爪、鋭い目つきなどなど、その場にいる感はすごいわけです

でも、正直私は楽しめなかったんですよね...
「生命倫理に対する人間の愚かしさ」が1つのテーマになっているのだと思いますが、なんだか展開のために恐竜が使われている気がして。いい画が撮りたいから、ここで死んでもらうとか、カメラのど真ん中で咆哮するとか。まあCGなので実物ではありませんが、「人間側が見たい動きをする恐竜」ということを強く感じました

また、演出がなんだか一辺倒で途中から飽きてきました。密室スリラーみたいな状況が多すぎる。この人たち、そして恐竜たち、閉じ込められすぎでは?もっと疾走するシーンが観たかった。それと、暗がりからゆっくり姿を現す怖さ演出も何度か...「またこれかよ」と突っ込みたくなりました

終盤には色々と衝撃の展開でしたが、「これは収拾つかなくなるのでは?」という不安が大きくなり気が気でなかったです。大丈夫なんでしょうか
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