ジュラシック・ワールド 炎の王国のカルダモンのレビュー・感想・評価

これは恐竜映画として適切な物語と演出なのか。問題提起を優先させた為なのか、恐竜に対する畏怖や憧れをこの映画からは感じない。
そもそも恐竜がメインに立っているのかという点さえ怪しく、劇中のセリフにあるような恐竜売買やパーク経営、恐竜育成の罪より、この映画自体の罪が一番大きいのでは、という気にさえなって不快だった。ハイブリッドの生命体はもはや恐竜と懸け離れた存在、つまりはモンスター映画でしかない。

子供たちはこれ観てどう思うのか、ぜひ感想を聞いてみたい。フィルマのレビューに小学生はいないものか。広げた風呂敷の先に明るい未来が見えない。