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ジュラシック・ワールド 炎の王国のmizukiのネタバレレビュー・内容・結末

1.0

このレビューはネタバレを含みます

はい、ついに見てきました!ジュラシックワールド最新作!前作の出来具合からみてほとんど期待はしていませんでした!

まず最初のオープニングシークエンス!楽しかったです!前回cmであれだけ活躍しそうだったのにあまり出てこなかった新恐竜モサさんがいきなり大活躍でテンションはほんとに上がりました!しかも写し方もほんとよかった!全体像をギリギリまで見せないことで得体の知れない怖さは格段にあがりますからね!

そしてここからは個人的に長くて退屈な2時間が始まります笑笑 以下はほとんど文句しか書かないです笑笑

まず恐竜の島に行くまでがワンパターン過ぎて本当に退屈でした。特に新鮮さはなく、ゴールドプラムや、アッテンボローおじいさんにまつわる話もなんかもういいよと…
で、火山島に到着するわけですがここら辺のシーンは楽しかったです。まぁいろんな恐竜見れますし笑笑

ただやっぱり出資者および協力者が悪者で案の定また新種だの、軍事利用だのやってるわけで、もうまたこのパターンかよ〜って笑笑

で、この新種なんですが、ティラノとラプトルの混合種でインドラプトルだとかなんとか、、もうなんでもありやな…このシリーズは実在したけど今はいない生物を物語内で復元してシミュレーションするというところに夢とロマンを感じるわけで、人間がいろいろといもしなかったものを作ってそれが暴走して大変なことになるというのはもはやジュラシックシリーズではなくターミネーターとかと近くなってきてしまって夢もロマンもないです。

しかもこの恐竜一帯とのバトルが主軸になってくるわけで、もうモンハンやん…ってなりました笑笑

そしてこの映画、善悪がはっきりと分かれていてどういうわけか悪者だけが食われていき、善人はだいたいなぜか食われることなく生き残ります。なので、恐竜というコントロールできない生物の怖さというのは全くなく、ただ悪を倒してくれる都合の良い機械または道具のよう笑笑 これは前作の最後の方から見えてくる最悪な風潮です。

そして、インドラプトルが檻から出てしまうシーンですが、あのハンターのおじさんには目が点になりました。うそだろ…と。この脚本は小学生が書いたのか?ってなりました。そんなバカなことある?って笑笑

そして途中から妙に主張が激しかった小さい女の子。なんなんだこの子とイライラし始めたあたりでじつはクローンでつくられた事実が発覚し、少しテンションがあがりました。しかしその設定、深刻さ、はほとんど言及されることなく最後のボタンを押すシーンの説得力のためだけの設定であることがわかります。

そしてそのボタンを押すシーン。この少女が最後施設内で死にそうになる恐竜を外に出すボタンを、自分も同じクローンだからと押してしまうのですが、いやダメでしょ…何人の人が死ぬと思ってるの?え、これなら悪者が檻に入れたまま売り飛ばした方が安全じゃん!ってなりました。何してんの!君!って笑 ここで悪しき風習を終わらすんじゃないの?人間のエゴで生命をつくることの代償を、殺すという誰もしたがらない自分の手を汚すという行為で自分達が払うことで終わらせるんじゃないの?え、また、エゴじゃん!現実逃避じゃん!殺すのが怖くて正当化しただけじゃん!主人公たちのそのエゴがジュラシックパークをつくったんだよ!って怒りが止まりませんでした💢

最後に演出が本当に嫌いでした。急にワッと驚かせて怖がらせるという手法は下手なホラー映画監督の常套手段です。上手い人はそれを最小限にとどめて怖さを伝えます。この映画も驚かせるシーンが多々あり、ただただ不快でした。先に述べたように主人公達が食われる心配がらないからどんなに怖がらせようとしても全く怖くないです。それなのに的外れな脅かしばかりしてくる。しかも主人公が壁をつたって逃げるシーン、壁、ガラス、壁を、ガラスってもうこのガラスからどうせ出てくるんでしょ?バレバレでチープで下手すぎる演出です。脅かすなら脅かすでもっと徹底しろよと…

以上、大好きで、思い入れのあるシリーズの最新作ということも相まってほんとに怒りしか湧いてこない最低の映画に感じました。
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