滝和也

ジュラシック・ワールド 炎の王国の滝和也のレビュー・感想・評価

3.6
愚か者達の集いに
唸るヘッドバット!

奴に対抗できるのは
新日の石井智宏だけだ!

パキケファロサウルスに座布団一枚!

「ジュラシック・ワールド 炎の王国」

やっとお休みになりまして、久々の劇場です。劇場に行ける回数の少ない私としたら、それを最大限に楽しめる作品且つ前作のダイナミックさに期待してこちらをチョイス…。

あれ…?

さてどうしたもんだろ。楽しめましたよ。確かに。うん。でも何か引っかかる…。

まず良いところから行きましょう!

ブルーとの物語が続くのはやはり良かった。クリプラとの黄金コンビ健在でした!今回もヒーロー(ヒロイン?)としての存在感抜群!ぶちかましてくれます。惜しむらくは前回の様な見えを切る程のヒーロー的な登場ではない事ですかね。更にシリーズ恒例、スピルバーグ冒険もの恒例の子供さん大活躍もあり、それはそれでらしさがあります。

恐竜さん達は相変わらずの出来ですし。私のお気に入りはダントツ、パキケファロサウルス君。あのパンチの効いた登場と活躍ぶりに愚か者達に鉄槌ならぬ、頭突きをぶちかますニューヒーローの誕生を見ました(笑) 

数々のオマージュもこのシリーズならでは。あの琥珀付の杖や屋敷のイメージも。マルコム復帰もそう来るかと。同じくオープニングに登場する奴らも素敵。そうこなくちゃと思わせるあの展開。そうオープニングはめちゃくちゃ良かったです。ですが…、

ここから苦言です…。

ややネタバレなので未見の方はここまでで(^^)



脚本と舞台設定でしょうか。前作と比べ、後半ダイナミックさに欠けてる…。構成の問題で一番派手なシーンが前半に来ちゃいます…。

後半のシリーズへのオマージュもわかるんです。Tレックスの使い方や、ガラスの使い方等、それが拠り所ですからね。でも、シリーズ5作目。違うことしないといけないよね。それも分かる。でも空間の使い方が期待とは裏腹な状態に…。大自然をバックに活躍するダイナミックな絵面があれだけとは…。

更にジュラシックパークには、島と言う閉鎖空間からの脱出と言う部分があり、逃げ切れない!と言う恐怖感があるわけです。それをあんなに早くこのカード切っちゃいますか(笑) しかも恐竜より、火山の方が遥かに怖い…。

3Dで見たんですが…余り後半効力を発揮せず…。またラプトルと疾走するオーエンのバイクのような上がるシーンがないんですよね。確かにクリプラの格闘シーンもあるんだけど、前回程の上がり方はないんです…。

これは次作に期待ですかね。どうやって落とし前をつけるかによりますよね。あぁなっちゃったら(笑) 1つ思ったんですが…、実はもう少ししたら公開されるステイサムのサメ映画はこれのスピンアウトにしておきませんか(笑) いてもおかしくないし、ジュラシックパークに。又はMOSって名前にして実はモサ君だったとか(笑) もうモンスターズ・ユニバースに入れちゃおう(笑)

因みに石井智宏は頭突きが得意なプロレスラーっす。
滝和也

滝和也