ちか

ジュラシック・ワールド 炎の王国のちかのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

すごく期待をしていたせいか物足りなさを感じました。
今まではパーク内で暴れる恐竜たちという設定が一般的でしたが、今回はそれとは違い、恐竜が貴族層にオークションに出され、裕福な人のペットとして買われてしまう、という設定になっていました。
そのためか今回恐竜全体が食う、暴れ回る、といったシーンが少なく、新種のインドラプトルが1匹でメインになっているようでした。
前作まではたくさんの恐竜たちが草原を走り回ったり食い荒らすところがジュラシックパークシリーズの醍醐味でもあったのに少し残念でした。枠の中でしか恐竜たちが暴れ回れない、さらに最後は家から飛び出し逃げ出すシーンのその後を見たかったです。
新種または前からいる恐竜たちは、パーク内以外しか世界を知りません。なのに逃げ出した先は知らない建物、土、人が存在するわけで、恐竜たちはきっとそれに興味を示し何らかの行動を起こすと思います。肉食系だったら食べる、草食系だったら草を食べたり車の上に乗ってみたりと、そういったと、アクションが欲しかったです。
もしかしたら、そのシーンは次作で撮影されているのかもしれませんが、それを予兆するような、5分程度の恐竜シーンがあればよりよかったと感じます。
後は、CMや広告であんなにモササウルスを推してたのに、最後の10秒くらいしか出てこなかったのが個人的に残念です。
しかし、やはりド迫力だけは最高でした。
さすがジュラシックワールド、恐竜すごいです。
火山の影響で爆発していく島を逃げ回る恐竜達の足元をうつしたり、全体的に遠目で多くの種類をうつしたりと、やはり撮り方のこだわりはさすがです。あとは、船の中に入れてもらえなかった恐竜たちが溺死したり火山の噴火で炎や石が当たって死んでいく恐竜を見て、動物の命について少し考えさせられました。
ちか

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