J四郎

ジュラシック・ワールド 炎の王国のJ四郎のレビュー・感想・評価

3.9
シリーズもこれで5作目かな。前作「ジュラシック・ワールド」の続きになっておりまして、登場人物もクリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワードの前の主役カップルが引き続き出演している。

前回の事件で恐竜王国になってる島ですが、火山の噴火で滅亡の危機に瀕しているという。え?そんな危ない島にテーマパーク建てちゃってたんですか?前の事件が無かったら人的被害は恐竜の比では無かったんでは。

とまあ、今回も恐竜よりずっと頭の悪そうな人間ばかり出てくる。わざわざヘマばかりして大パニックに。この手のジャンルでは賢い人が居たら映画にならないんで仕方ないですね。前半の噴火する島から危機一髪の脱出劇!が一番盛り上がった。恐竜に溶岩にワルモノに追われる大スペクタクルで、実質上ここがクライマックスかも知れない。邦題も炎の王国だし。

前作でも架空のスーパー恐竜が出てきたが、今回もやはり居ます。ただコイツはインドミナス・レックスよりずっと小ぶりなヤツなので、これで盛り上がるのか?と疑った。しかし、コイツのサイズに合わせた舞台が用意されている。今や自分の部屋に居ても恐竜に襲われる時代なのだと感慨深い気分に浸れます。

今回も怪獣映画っぽく、さらに恐竜目線でストーリーは進む。もはや人間はダークサイドに落ちたヤツなんか単なるオヤツです。恐竜を軍事利用(!)って下りも、笑っちゃいけません。ガンダムを好きで観てるのに人型兵器なんて無駄だよって言ってるようなもんです。だってコレ、ジュラシックワールドなんだもん。

CGも流石にインパクトは無くなったけど、恐竜の表情から感情が分かるくらいのレベルに達している。って思ってメイキングを見たら一部アニマトロニクスを駆使していた!流石に大金かけてる映画だけにその規模もデカい。

劇中では人間の手に負えないテクノロジーは自滅に繋がるみたいな警鐘を鳴らしてるけど、まあオマケでしょうな。暴れ回る恐竜を愛でるために作ってる映画なんですから。・・・たぶん。
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