Aoi

ジュラシック・ワールド 炎の王国のAoiのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

人間が創り出したものが発端で世界は激変し、
人類を脅かす脅威となり得る
(最近はすごく実感できる話だな…)


ジュラシック・ワールドで起きた惨劇から3年経ったイスラ・ヌブラル島。大噴火寸前の島から恐竜たちを救う作戦とその裏に隠された陰謀を描く。



Fallen Kingdom: 陥落した王国
炎の王国は個人的にはセンス×って感じ
ポスターと合わせたビジュアルインパクトは強いけど火出てくるのは序盤だけだしね。
テーマパークの崩壊と人間が食物連鎖の頂点という自然界の常識が転覆、みたいなダブルミーニングでしょうか。端的な言葉が見つからない

「人工的に作り出した恐竜を絶滅危惧種として扱うか」、とか「恐竜を自然に委ねるべきか」とかなかなか面白いテーマが根底にあった。

殺戮マシーンのインドラプトル(これまたネーミングセンス謎)との駆け引きや恐竜オークションのシーンはスリルあった。

でも1番は、一夜にして、恐竜の裏取引、祖父の死、自分の正体がクローンとあらゆる衝撃を受けても倒れないメイジーちゃんのタフさに脱帽。

エンターテイメントとしての面白さは前作の方が優っていると思うが、倫理的につっこんだ話をしている今作も興味深かった。

怪物と共存する世界というラストは『シン・ゴジラ』を彷彿させるものがあった。次作の『ドミニオン』にも期待。
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