haco

ミュージアムのhacoのネタバレレビュー・内容・結末

ミュージアム(2016年製作の映画)
1.2

このレビューはネタバレを含みます

全体として理屈が通っていないと感じる点が多々あり、見ている間ずっとちくちく気になった。


それとは別に、主人公がかなり腹立たしい人間でイラついた。なので、途中から犯人側の立場についてしまい、主人公が妻と子どもの生首を見つけた時はニコニコしてしまった。ちきしょう。偽物かよ。

次に、ミスト的なエンディングを期待した。

妻と子どもを救えなかったと絶望する主人公が泣きながら時間を無駄にしている間に、本当に妻と子どもを殺してしまう、というエンディング。ええやん。犯人、頼んだで。

それも潰えた。
主人公と妻子が再会してしまう。ひえー。
私はすごく怖かった。
犯人が間抜けすぎる。
なぜ主人公に銃を与えてしまった???
妻を殺させるため?いやいやそんなん、主人公の今までの行動をあんなに観察してきたあんたやったら絶対反撃されるって予想できたやろ。できんかった?マジで?

と、思ってたら犯人がちゃんと自分が殺されるルートをエンディングのひとつとして想定していてめちゃ嬉しかった。ぐっどჱ̒ ー̀֊ー́ )



そして、主人公の妻子が多分狙われると分かってからずっと考えていた恐怖が現実になってしまった。

主人公も妻子も生き残り、3人仲良く家族生活をやり直す、というルート。


これだけは絶対に嫌だった。
単純に主人公が嫌いだというのもあるが、あれだけのことが起きてすべてを飲み込んでやり直すなんて現実的に考えて不可能だと思う。

それに、あんなことがないと改心できひん男なんてクソや。
奥さん、騙されたらあきまへんで。
(てかたった3ヶ月でなんぼ回復すんねん、主人公補正か?おかしいやろさすがに)


と思ってたのにい!
仲直りすんのかい!
おかしいやろがい!


最後、息子が太陽光アレルギー発症したっぽい匂わせがありましたが、双子の片割れさんが事件を受けてアレルギーが悪化したというようなことを言ってましたよね。私はそれ聞いて、元々あったアレルギーが悪化した、というふうに解釈したんですが、発症そのものが心因性ってこと?

どっちでもええわ

もし、元々あったアレルギーが悪化した、という話であれば、最後息子がアレルギーを発症するのはおかしいですね

もし、アレルギーの発症そのものが心因性なのであれば、息子は重大なストレスを抱えているということですね。そんなん、分かりきった話ですよね。絶叫する両親や血みどろの父親や刃物を振り回す見た目グロテスクおじさんやら見てしまったら、そりゃあえげつないストレスでしょうよ。その後で運動会でアハハ😆とか言ってる両親の方がいかれてる。
先述の通り、普通だったら3人でまた仲良く暮らしましょうなんて不可能。息子のことを思えばこそ、3人で一緒にはあかん。父親も言ってた通り、3人一緒にいたら些細なことで事件を思い出して毎回心を痛めることになる。

、、てことがなんで分からん!?
人の心、ない⁉️
と思いました。


こういった具合に、普通に考えたらおかしいやんけ、と思ってしまうようなことの連続で、かなりもやもやしました。

(🐸ちゃん、途中で主人公の部下みたいなん普通に殺したんなんやったん?あんたの美学どこいったん?芸術は?どうした?しかも殺す理由ないやん、嘘やろ、となったりしてました。あれ絶対あかんかったやろ)


原作は漫画だということで、実写化に当たって話の筋がめちゃくちゃにされてしまったのか、そもそもの漫画がめちゃくちゃなのかかなり気になってしまいました。漫画読もうかな、逆に。



ちなみに俳優の皆さまの演技は普通によかったかなぁーと思います。だから1.2!
haco

haco