オリジナルをむかーーーし見た覚えがある。土偶が怖かった思い出。
基本的に面白かったけど、ドラえもんがヒカリ族の人達にひみつ道具を使わせてあげない理屈が無茶苦茶すぎてウケた。
「石器時代の人が未来の道具を使ったら歴史が滅茶苦茶になる。人間は苦労した分だけ工夫して便利な道具を生み出していく。これを文明の発展というんだ。」
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じゃあドラえもんがのび太達にひみつ道具を使わせてあげてるのはどういう理屈なわけ???????
あとドラえもんを連続で見ていると、鉄人兵団を歴史改変攻撃で抹消したドラえもんが、こっちでは「偽物の歴史が本物の歴史にかなうはずないんだ!」とか言ってて、善悪の概念が分からなくなる。
完全なファンタジー世界じゃなくて、日本や中国大陸が舞台になってるのが渋くていいなと思った。
敵の造形も、土偶や顔を隠した状態のギガゾンビなんかは不気味で良い。土着の不気味さは現実と地続きのこの舞台だからこそのもの。
途中で家に帰るこの日常と非日常の距離感はドラえもんならではって感じ。家出したのび太をのび太ママが心配するシーンが凄い良かった。今見ると、これってグリ達が居なくなって心配するのび太にかかってたのか。
タイムパトロールのお姉さんがグラスを外して素顔を見せ、役職から人になるシーンが凄い良かった。
帰宅からの母子のシーンをしっかりやってくれたのが凄い凄い良かった。
エンドロールもすんごい良かった。
ドラえもん映画は途中の楽しげなシーンで主題歌を流しがちだ。これはエンドロールで主題歌が流れたときに冒険の様子を今一度思い出させて、感動を倍増させる狙いなんだろうな。