まりあ

マザーハウス 恐怖の使者のまりあのレビュー・感想・評価

マザーハウス 恐怖の使者(2013年製作の映画)
4.0
11月11日11時11分に何かが起こる…

こちらはベネズエラ産の屋敷にまつわる怖いお話

少し前に時間回廊の殺人という韓国のリメイクを観たばかりなのでオチは知っていたものの、やっぱり泣いた…

ジャケがウィンチェスターハウスっていう有名なバケモノ屋敷に似てるから怖いのよ

まぁここからは韓国リメイクとの差も含めて少々ネタバレ挟みながらレビューしていくので、これから観る人は読まないでください

主人公のドゥルセが目を覚ますと子供が突然消え去り、夫は何者かに刺され死亡
ドゥルセは夫と息子を殺害した罪で終身刑となり30年が経つ…

高齢受刑者への特別な処置で事件のあった屋敷に戻ることになったがまた不気味な現象がドゥルセの周りで起こり始める

この辺りまでは韓国リメイクも一緒だったけど屋敷に戻ってからの回想シーンから違いが出てくる

*まず旦那のファン=ホセがだいぶ違う

こちらは長男にも次男にも分け隔てなく優しい感じだけど仕事がない貧乏人

韓国は完全なる亭主関白旦那で長男と次男とではかなり温度差のある態度をとる
仕事は刑事をやっていて家もそこそこ立派

*次に息子のレオポルドと弟ロドリゴの関係

こちらの兄弟関係は友達のような感じで好きな女子が一緒でライバル関係のような感じもあったり、他にも理由があってレオポルドがロドリゴに嫉妬しているような感じ

韓国は父親からの圧力もあって兄が弟に遠慮しながら生活している様子が見ていて辛いけど兄弟仲は良い

ベネズエラも韓国も母親に隠された秘密が関係していて、こっちの方が考え方によってはしんどい気がした

霊媒師の巫女さんのインパクトはこっちも凄いけどやや韓国の勝ちかな 笑

そしてやっぱりラストは涙涙涙…

母の愛を感じるストーリーに切なさが込み上げてくる

ギレルモ・デルトロ製作の永遠の子どもたちに雰囲気が似ていてベネズエラのが私は好みだけど韓国は恐怖もアピールしてくるから比べて観てみると面白い
まりあ

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