叡福寺清子

マザーハウス 恐怖の使者の叡福寺清子のレビュー・感想・評価

マザーハウス 恐怖の使者(2013年製作の映画)
4.0
まさかの良作.こーゆー拾い物があるから映画は辞められまん.こんばんわ三遊亭呼延灼です.
原題La casa del fin de los tiemposですが時の終わりの家(グーグル翻訳)だそうです.実に的確なタイトル.そして邦題のマザーハウスもそれなりにいい感じなだけに,副題の「恐怖の使者」を付けた人間は舌の色が毎日変わる呪いにかかればいいんですよ.そしてミスリードさせる惹句の数々.関係者全員ウデムシに生まれ変われ!って思った次第です.
残り35分の答え合わせで前半65分のネタフリがどんどん解明されていく構成は気持ちよすぎて,変な脳内物質でも分泌されてんじゃないかと思いました.そして母親の愛情に泣きそうになり,エッツそんなところまで回収すんの!と脚本の緻密さに愕然としました.実は原作:梶尾真治氏じゃないかって一瞬疑いました.侮りがたしベネゼエラ.でも自分ちの地下にあんな横穴あったらやだなぁ.あとベネゼエラは子供集まったらサッカーではなく,野球なんですね.