公開当時、映画館で見てきました。この時はまだ山岸一雄さんご健在だったんですもんねぇ。
大勝軒…実はそんなに足を運んだ事ありません。あまり美味しいと感じませんでした。お店によって味が違うんですよねぇ。
そのヒントがこの映画に隠されていました。
山岸一雄さんは基本的に弟子を志願する者は受け入れ続けて脱サラの人とか外人とか来るもの拒まずでご自身のラーメンの秘伝を伝授したんです。
普通だったら「こいつ!!」と認めた人だけに教え込みたいですよね。結局、界王様でさえ元気玉は悟空にしか教えてないですし(何の話だ)
しかも、山岸さんは「大勝軒」を商標登録していなんです。ですから完全に味を把握してない者や途中で逃げ出した者、あるいは全く関係ない者まで「大勝軒」のまがいものを無許可でお店出してしまってるのだ。
とにかく人格者なのだ。で、映画はラーメンばかりの話でなくて亡くられた奥さんとのラブストーリーも語られて作品としてのスケールも大きい!!
山岸一雄さんが亡くなった後、弟子達で構成された「大勝軒のれん会」が内輪揉めで分裂してしまったようだが、あんたらいったい山岸一雄さんの何を見てきたんだ。天国で悲しんでいるぞ。
さ、牛丼でも食べに行こう。