特殊なパワーを持つがクソ男…なんとなくウィル・スミスの「ハンコック」に似ている設定。しかし、「ハンコック」ほどの痛快さや派手さは全く無い。主人公のクソぶりとほんの少しの再生と主人公に関係する人達の姿をドキュメンタリータッチで淡々と描いています。
「ブレイド」の悪役、「バッドデイズ」の悪役等で注目されて、かつては次世代のトップスターと言われたがブレイク出来ずというスティーブン・ドーフにこの役をやらせるのは主人公と重なる感じがして上手い配役だと思います。
いざ善意に目覚めギャングと対決と期待したら中途半端に終わる…。一人の男の再生を描いた映画だからそういう映画じゃないと分かるが、それなら超能力設定はどうかなと思います。最後のチャリンコのシーンは良かったが全体的に中途半端に感じました。