完結を鑑賞したついでに、レビューしてなかったなぁと思い再鑑賞。
サービス精神旺盛な章。
イップ師匠vs単騎・多人数(多過ぎ)の両方が存分に楽しめる。タイソン(ボクシング)・ムエタイ・詠春拳(門派が違うのかな？)多様な相手に奮戦する師匠はやはり宇宙最強。特に最終決戦であるティンチ師匠との対決は必見。棍や両手小刀の同武器対戦には心踊るし、徒手戦においては同じ詠春拳同士というのもあって手数が異常に多く見応え充分。決着をつけた寸脛二連撃は同シリーズの中でも屈指の名アクション。カッコ良過ぎ＼(^o^)／
ドラマパートは詰め込みすぎて多少散漫になってしまった感があるけど、重病の奥様と過ごす最後の時間、彼女の為にダンスを習い、彼女の為に食事を作り、彼女の為に木人樁を打つ音を鳴らし続ける師匠の姿には涙涙。泣けます。
生前実在のイップ・マンは詠春拳(武術)を「他人を虐げるためにそれを使えば、勝っても負けてもそれはただの負けでしかない。」という理念のもと研鑽を積んだ人格者だったとのことだが、本章のイップ師匠は、より弱き者より守るべき者の為に拳を振るう達人へと更に昇華。ド兄さんの静かなる佇まいとカリスマ、熱き拳に酔いしれろ。
