イップ・マン 継承の作品情報・感想・評価

「イップ・マン 継承」に投稿された感想・評価

daiyuuki

daiyuukiの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

イップマンが、イギリス人ボクサー・ツイスターを倒してから10年後の1959年。
勉学のため長男チュンを故郷の佛山に帰したイップマン(ドニー・イェン)は、愛妻ウィンシン(リン・ホン)と小学生の次男チンと共に香港の街に暮らしながら、詠春拳の普及に努めていた。イップマンの名声を聞きつけて弟子入り志願者が大勢おり、その中にはブルース・リー(チャン・クォックワン)もいた。そのためイップマンの時間の大半は武術のことに費やされ、多忙のためかウィンシンとの約束も忘れがち。
やっと手に入れた平穏な暮らしを喜びながらも、ウィンシンはそれだけが不満だった。
その頃、香港の街は好景気に沸く一方、無法地帯と化しつつあり、イップマンの息子が通う小学校でさえ安全ではなかった。
香港を統治しているイギリスの警察長官と結託する不動産王フランク(マイク・タイソン)の企みによって、小学校の土地が奪われようとしていたからだ。ある夜イップマンは、フランクの配下サン(パトリック・タム)の一派が小学校の校舎を放火しようとしている現場に遭遇し、サン一派と戦う。そこに偶然出くわしたイップマンの息子の同級生フォンの父親チョン・ティンチ(マックス・チャン)もイップマンに加勢して、サン一派と戦う。イップマンとチョンの活躍のお陰で、小学校は守られた。小学校の校長からイップマンは校舎の警護を頼まれ、イップマンは弟子たちと毎日家族との時間を犠牲にしても小学校の警護に通い、香港の街を守っていた。
一方イップマンの知人ポー警部(ケント・チャン)は、裏でフランクと癒着しているイギリスの警察長官にフランクの犯罪の捜査の許可を得られず歯がゆい思いをしていた。
そんな時、なかなか小学校の土地の地上げが上手くいかないサンが、牙を向いた。
貧しい車引きで生活費と武館を開く家賃を稼ぐためにサンが仕切る裏闘技場で賞金稼ぎをしているチョンの境遇に付けこみ、サンは小学校の土地の地上げの邪魔をするかつてのサンの武術の師匠ティンの始末をチョンに依頼したのだ。
そしてサンはイップマンをティンが入院している病院に誘き寄せた隙に、イップマンの息子を拉致するという卑怯な手に出る。
イップマンはサンが根城にする造船所に駆けつけ、サンに対する怒りを抑えながらサンが求めるまま土下座するイップマン。
偶然チョンの息子もイップマンの息子と共に拉致され、息子のためにサンに背き拳を向けたチョンの助太刀と息子を守りつつ戦うイップマンの鬼神のような戦いぶりのお陰で、サンの悪事は警察によって明らかになり、小学校の土地をめぐる戦いは終止符を打った。
ウィンシンは、助かった息子を抱き締め号泣した。息子が危険に巻き込まれたのは自分のせいだと自分を責めるイップマンに、ウィンシンは涙ながらにあるショッキングな告白をする。
イップマンはショックを受け、家族との時間を疎かにしウィンシンの体調の悪化に気が付かなかった自分を責め、かけがえのない妻のために片時も離れず過ごし生きようと決意する。
だが地上げを失敗させるなど目障りなイップマンを亡き者にしようと、フランクがイップマンにムエタイの使い手を差し向ける。
エレベーターの中でウィンシンを守りながら、ムエタイの使い手を倒したイップマンは、愛妻を守るためにフランクと対決する。
だがイップマンの敵は、フランクだけではなかった。イップマンと同じ師匠に学びながらなかなか栄光を掴めず社会から不当な扱いを受けてきたチョンが、「イップマンの詠春拳は正統ではない」と詠春拳正統武館を開きイップマンに挑戦してきたのだ。
イップマンは、愛妻ウィンシンに背中を押され、チョンと対決するが、イップマンの心にあるのはどちらが正統な詠春拳なのかではなく、かけがえのない愛妻と家族に対する想いだった。ドニー・イェン版イップマン・シリーズ完結編。

まず話題になっていたイップマンとブルース・リーの関係については、冒頭の弟子入りを懸けたブルース・リーがイップマンの腕試しに挑むシーン(速さが自慢のブルース・リーにイップマンが仕掛ける煙草を使った腕試しは、神業の連続)とイップマンが愛妻ウィンシンのためにブルース・リーから社交ダンスを習うシーン(ブルース・リーがイップマンにチャ・チャを教える代わりに、イップマンがブルース・リーに詠春拳を教えた事実に基づいたシーン)。

前作では中国人としての誇り武術家としての誇りのために戦ったイップマンが、今回は愛妻ウィンシンや息子のために戦うという父親イップマンの面を強調したアクションシーンが胸アツ。サンの造船所で、イップマンが息子を守りつつ敵と戦うアクションシーンは、イップマンの優しい父親ぶりがアクションで表現されているのがステキ。イップマンがウィンシンとエレベーターに乗ろうとしている時にムエタイの使い手に襲撃され、エレベーターの中ではイップマンがウィンシンをムエタイの使い手の攻撃からきっちり守り、エレベーターで先にウィンシンを上に行かせるとイップマンがムエタイの使い手からウィンシンを引き離して守りぬくため階段を降りながらムエタイの使い手と戦うアクションシーンは、身体を張って愛妻ウィンシンを守りぬくイップマンの夫婦愛がアクションで表現されているのが、男女問わずキュンキュンさせられる。

ドラマ部分でも、イップマンが学校で喧嘩した息子に神対応したり、イップマンが愛妻ウィンシンとの限りある時間を片時も離れず過ごしたいと一緒に映画デートしたりウィンシンの通院に付き添ったりウィンシンのために滋養のあるスープを届けたりラブラブな夫婦関係がほほえましいけど、最も泣けるのが愛妻ウィンシンのためにイップマンが木人の練習をするシーンで、イップマンの優しい父親と旦那の姿が前作以上に表現されている。

仕事では悪辣なフランクにも娘を溺愛する面があったり、イップマンに対するライバル心を燃やしていても息子が危険に巻き込まれたならイップマンに加勢する誇り高い面もあるチョン・ティンチのキャラクター描写は、単純な勧善懲悪ではない描き方は前作以上。

イップマンとフランクの3分一本勝負では、マイク・タイソンお得意のデンプシーロール(ガッチリガードを固めて突進しながら連撃する得意技)に対抗するドニー考案の超低空の詠春拳の構えからの攻撃という総合格闘技の要素を絡めたバトルは、前作のツイスターとのバトル以上。

イップマンとチョン・ティンチの詠春拳同門対決は、3本勝負。第1ラウンドの棒術対決では、パワーのぶつかり合い。第2ラウンドの八斬刀(詠春拳独自の武器)対決では、スピードと技の対決。ラストラウンドの詠春拳対決は、凄まじい詠春拳の攻防が迫力たっぷりに描かれる。ラストバトルを決着するのがブルース・リーに関係した凄い技なのが、ニヤリとさせられる。イップマンが息子を正しく導くため、かけがえのない愛妻や家族のために戦う誇り高い生きざまが前作以上に表現されたシリーズ最高傑作です。
全シリーズ通して本当にステキな作品でした(..›ᴗ‹..)

カンフーアクションは文句なしに痺れるし、ストーリーも愛や人情あふれる!!

ブルースリー(役)がちょい役なのも面白い(笑)。あの俳優さんの演技もいいですね(≧∇≦)

マイク・タイソンとの闘いは 言葉通り力に重さがあって、シリーズ通してのイップマンの闘いの中で一番劣勢に見えた見応えのあるバトルでした!!

本作では奥さんのエピソードが物語を締めます!ほんっと切ない。。。胸が締め付けられる思いでしたね。。。

でも今回は家族のために闘う、武術の真の教えを イップマンやその奥さんから強く感じます( ᵕ·̮ᵕ )

あのイケメン父ちゃんとの闘いはすごい!!スピード感も迫力も満点、見ごたえたっぷりです!!あの父ちゃんもまた息子のために自分のポリシーのために!!

うーん、、、でも 息子のため、武術家として道場を有名にするためとはいえ、あそこまであえて自分を傲慢にしてイップマンを挑発して世間を煽って 敵になる必要あったのかなぁ、とも思ってしまう。。。

ま、詠春拳を名乗るものとして武術家としての男の生き様ではあるのかもしれないけれど、、、2作目のサモハンの時みたいに、お手合わせくらいはあれどもう少し互いに尊重し合えた形で どちらも詠春拳名乗って道場やっちゃえばいいのに・・・

なんて、元も子もない(笑)映画としては面白みのないことを言っちゃったりしてみちゃったりして(笑)。。。

でもほんっと心躍る最高の闘いでした!!

あ、あと
個人的には前作までの思い入れが強くて 本作ではちょっとしたモヤモヤもありましたね。。。。

前作で弟子になった男は??、、、、まぁ思い返してみれば前作の中盤からもうすでに存在感がなくなってましたが💦 今作はまるでいない(T_T) 結構寂しい(T_T)

それと1作目で山賊、2作目でいい奴だったカム・サンチャウ(ルイス・ファン)も好きなキャラだったので出番なしは寂しい(T_T)

それに、、、、まぁ、〝大人の都合〟もあるとは思いますが、母親が危篤なのに、長男の存在が全くないのも違和感があって。。。

ま、お葬式くらいは来たのだと思いますが(笑)。。。

何はともあれステキなシリーズでした!!!さすがにもう続きはないのかなぁ。楽しい作品でした!!
miki

mikiの感想・評価

4.5
家族愛
スピードを制す者が世界を制す。

冒頭、イップ・マンの元に青年が尋ねてくるシーン。今作がスピードをテーマにしていることをしっかり伝えてくれる。タバコを使ったアクションはなかなか現代風ではあったけどスピード感が伝わってきた。

今作もとにかくイップ・マンが神。アクションシーンが全てかっこいい。特に好きだったのはエレベーターからの階段を降りながら闘うシーン。上からのアングルながらしっかり強さを撮ってくるところがさすがドニー・イェンという感じ。アトミックブロンドでの格闘シーンみたいだった。

マイクタイソンとの3分1ラウンドの一騎討ちも最高だった。別カテゴリーとの闘いは前作もあったけど正面からスピード勝負を挑むイップ・マンの姿に感動した。

あとは奥さんにスポットを当てたストーリーもすごく良かった。一作目の家族愛みたいなテーマがまた戻ってきて良かった。戦わざるを得ないイップ・マンの姿を案じつつも、信頼して送り出す奥さんの気持ちが手に取るように分かってすごく可愛そうだった。

マイクタイソンが完全悪役としてラスボスになるのかと思ったらそうではなくて、正統流派争いがテーマになってくる。だとすると車引きのアイツの手法は大分おかしいし全く謝らないのは流石にどうかなと思った。ただあの辺も最初の作品のイップ・マンによる道場破りにも似ていてその辺うまく過去作での演出を利用していて良かった。

イップ・マン観ると身体鍛えたくなるなぁー。
ケイ

ケイの感想・評価

3.7
テンポも早く、カンフーの迫力を感じた。

マイクタイソンvsイップマンの夢のバトル
マイクタイソンはもう現役引退して久しいが、パンチの迫力が凄かった。イップマンが一番苦戦したバトル
AP

APの感想・評価

3.4

このレビューはネタバレを含みます

期待による先読みという悪い癖が出た…
ブルース・リーへの「継承」、あわよくばバディムービーになると思っていたので…

妻ウィンシンとの物語はいつか観たかったのだが、①異国人との謎関係、②弟子と先生の関係、③人力車マンの中途半端さが不満というか、なんかまとまりがなかった…

それでもエレベーターでのタイ人との戦闘はカッコよすぎたな、圧倒的ベストシーン、『ドライヴ』みたい。

木人椿の音を聴かせたりダンスをしたりと最後の家族サービスは感動もの(これを2時間してほしかった…)。

果たして続きはあるのか。
最終章!!

感慨深いわぁ😭

今回は家族の為に戦う!!😭


今回は家族ドラマに重心を置いてる感じで良かった✨

相変わらず 果てしなく強いけど
どんなに最強の人も家族の事となると弱くなるよな😭

腕っぷしの強さだけが強さじゃないわ🤔

心の強さも尋常じゃない👏👏



家族の為だけあって 今までよりイップマンが容赦なくボコボコにしてるのがカッコいい✨



カンフー映画で こんな感動すると思わんかった😭


ドニーイェンさんのイップマンへの敬意を感じれて最高でした👏👏



イップマンシリーズ見て良かった😤😤笑

このレビューはネタバレを含みます

過去作と比べるとよりエンタメ性が強くなっており全体的に話の展開が急だと感じることが多かったです。
また今作では師匠としてのイップマンの描写はほとんど無く、父そして夫としての側面を中心に描かれていました。

中盤ではマイクタイソン演じるフランクとのタイマン勝負があるのですがこれは素晴らしかったです。フランクのパンチからスピード感と重量感が強烈に伝わるのと、独特なステップで迫ってくる為観ているこちらにも焦燥感が生まれました。
結局勝負はつかずに終わりましたが今作のベストバウトだと思います。

最終的に序盤で知り合うチョンと正統な詠春拳を巡り闘うことになるもですが、正統な詠春拳の話もあっさりと説明で終わり、チョンとライバル関係にするにしても展開が急すぎて残念でした。
ですが詠春拳vs詠春拳の闘いのアクションシーンは迫力があって満足でした。

癌になった妻のお願いで木人樁に打ち込むシーンがあるのですが、ここは非常に感動的でした。三部作で一番の名シーンだと感じました。
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