インドのように独自の文化を守っている国は、それはそれで素晴らしいけれど、時として女性の活躍が制限されてしまったりもする。
そんなタブーを破ってアーミルは娘二人をアマレス選手にするべく猛特訓をさせるという。
それは日本人が見てもそれはあんまりじゃ、、、と思ってしまう。
インド版「巨人の星」では大リーグ養成ギプスなどが虐待に見えないようにマイルドにされたりとの噂を聞いたけど、今回のアーミル・カーンは星一徹そのものである。
こういった感じに、女性の躍進、劣悪な環境でもがんばるインドスポーツ界、姉妹愛、家族愛など様々な要素が上手くまとまっていて本当に素晴らしかった。
特にアマレスシーンでは、かなりのガチファイトをしていると思われる。主演の子はまるでアントニオ猪木が乗り移ったかのような、キーロックやスープレックスを放ち、見事な技を披露。そして素晴らしすぎるのはアーミル・カーン。前半ではガチムチのマッチョなのだが後半では、ふっくら太った老年者となっていて体型がまったく違う。アーミルは大学生をやったりアクションスターをやったり、今回のような元アマレス選手をやったり。完璧すぎる役作りにマジビビリ。今回はダンス披露は無いもののタイトル曲はすごくかっこいい。
ぜひ日本公開をしてほしい。