カメチー

ダンガル きっと、つよくなるのカメチーのレビュー・感想・評価

3.8
アーミルカーン目当てで満を持して劇場へ…!とてもわかりやすいインド映画でした。

悔しいけど、最後猛烈に感動して涙してしまった。劇場ではすすり泣きが後ろから聴こえておりました。

何が悔しかったって、たかが主人公の女子レスラーの勝利が、イコール女性の地位向上という、いかにもとってつけたような社会課題解決系の大義名分にすり替えられていて、「えーなんじゃそらー」って少しゲンナリしてしまったのに、、それなのに、感動して泣いちゃったというところでしょうか。

期待していたより社会問題は織り込まれてないストーリーだなあ(アーミルカーンの映画だけに)…と思っていたら、とつぜん女性の地位が…とか言い出したので、え、そういうことじゃないでしょ?って思ってしまったのです。(ここのところ、現実はどうだったんだろうか?)

そんなことよりも、父親が権威を振りかざして子どもに色々なことを強要する方が、よっぽど問題のレベルは高いのでは…??と疑問だらけでしたが、最後は感動してしまったので、まあ良しとします。笑



アーミルカーンは肉体作りが凄くて、そのプロ意識の高さにひとりの人間として、また惚れてしまった。
本当に稀有な俳優さんだと思います。また次の映画も楽しみです〜。