ニテーシュ・ティワーリー監督・脚本、インドの大スターであるアーミル・カーン主演によって製作された2016のインド映画
・
インドの実在のレスリング親娘の半生を描いたスポーツ映画。インド映画というと壮大なスペクタルや歌って踊る映画のイメージか強い。スポーツ映画というのはあまり記憶にない。女性が社会進出すること自体が難しいインドというお国柄。もちろんスポーツでも女子レスリングなんか軽視されていたジャンル。そんな女子レスリングの道を切り開いた実在の姉妹を描いている
・
内容的にはよくあるスポ根もの。ところどころにインド映画らしい音楽も散りばめられてはいるけど、踊りやミュージカルのようなパートはなくちゃんとした伝記映画として作っている。少し意外性のある展開もあり、なんだかんだでダンガルの世界観に引き込まれてしまう。すごい褒める場所があるかと言われると思いつかないが、なんか面白い。インド映画おそるべし
・
役作りに余念がないことで有名なアーミル・カーン。元レスリング選手である父親を演じるために鍛えまくり。他の映画の時と身体つきが違いすぎて怖い。もう50歳を超えてるとは思えない。インド映画のスターって演技が上手いとかそういう問題じゃないんだよなあ。もう存在感というかいるだけでなんとかなるのがスターの証
・
興行成績でインド映画史上最高額を記録した作品なんだけど、最近のアーミル・カーンは出せば大ヒットだからすごい。インドは人口も多いし、お金もあるから映画作りの規模も大きいし、これからも期待が持てる。インド映画の良作が連発しているから今後もインド映画をチェックしましょ