イリーガル

恋妻家宮本のイリーガルのレビュー・感想・評価

恋妻家宮本(2017年製作の映画)
2.9
2725/143

重くならず軽くならず
いろんな間柄において
相手の一面しか知らないと疑心暗鬼になりやすい
恋人や親友や親子など夫婦以外の関係も
いろんな家族の形も
世代の問題もバランスよくまとまった
幕内弁当のような映画でした

阿部寛を見るのがすき
ほんと飽きないな

卵かけご飯も立派な料理
誰かを思い浮かべることが料理
調理とは違う
仕事と作業の違いだ

料理は良い
始めさえすれば完成する
悩んでるときに料理すると
つくっていくうちに何したら良いか
はっきりする

「夏休み宿題ためるひと
バーベキュー肉焼くだけ
電話の前で2時間
問題を先送りにする」
優柔不断やろう

「若い二人の恋愛がいつまでも続くと考えるのは
一本のロウソクが生涯ともっていると考えるようなものだ」

結婚や恋愛などと特別な言葉にしなくても
たんなる人づきあいだよね
良いことも悪いことも 共にあじわっていくんだよ
人間関係つみ重ねた日々は理由なんかいらんのよ
一緒にいる理由があるからと油断してると
理由なくなってからじゃ
見渡したら誰もおらんよ定年のおっさんよ

27年経っても妻に恋してるという
駅の名前が
こいづま
福島のどっかの駅やろな

ホームからみた走り出した電車の中に
高校生のカップルや
赤ちゃん連れの夫婦や
じじばばがいい感じ

「夏目漱石がゆった
かんがえよ
かたれ
行なえ」

「自分が正しいとおもっても
相手にとってはおしつけで
必要がなかったりする
お弁当を作るのは
正しくなくても優しいことである
優しさと優しさはぶつからない
もっと大きな優しさになる」
とゆうのを
正しさにこだわる ばあちゃんに 理解を求める

おれはばあちゃん派やな
そんなその場しのぎを やさしさとは言いたくないな
まあ
だいたい正しい人って 嫌われがち
しゃーない
でも家族は理解してあげなきゃね
外野はいい顔したいだけやからね
そんで嫌って離れてったくせに
案の定 痛い目にあって
金だけもらいに来るパターンでしょ
金出すより口だす方が 本当の優しさと思うけどな


「たまごやきかたち
ぶろかた
はんこげ、
おにきしおきき
でもゆびきってもやけどしても
つくった」
あじよりみためより
誰を思って作ったか

「自分のことのように友達のことで笑ったり怒ったりできるやつ」
これは生まれ持っての才能です
その人にしか出来ないこと
真似できないからといって自分を下げないように


拓郎
私は今日まで生きてきましたーとみんな歌う
おれも歌った
イリーガル

イリーガル