MASAYA

裸足の季節のMASAYAのレビュー・感想・評価

裸足の季節(2015年製作の映画)
3.6
『シング・ストリート』との2本立てで鑑賞してきました。

両親が他界し、叔父と祖母に育てられた5人姉妹が、騎馬戦をして遊んでいたことがきっかけで半監禁生活を余儀なくされてしまうお話です。

騎馬戦のことを
「肩車」
と表現するのと
「男の首に下半身を擦りつけていた」
と表現するのでは雲泥の差がありますよね。後者は明らかに淫らに聞こえるようにという悪意がある気がします。

たしかに文化として“処女”であることが求められるのはしょうがないとは思いますが、だからといって処女検査を受けさせたり、彼女らから自由を奪って監禁したりというのはいかがなものかと思います。

監禁生活が始まってからは家は良妻育成施設のようになってしまいそれはそれは退屈な生活と化すんですよね。
しかも抜け出したりする度にいえに柵や鉄格子が取り付けられたりと、まるで要塞と化してゆきます。

次第に長女から順に見合い結婚が決まっていくのですが、好きでもない相手との結婚だなんてそれほど不幸なことはないでしょう。

そんな姉たちの姿を目にした末っ子のラーレはある日ついに行動を決意する訳です。

自分に将来娘ができたとしたら、たしかに変な男に捕まってほしくはないなと思いますが、それでも好きな人と一緒になって欲しいと思います。

ちなみに5人姉妹のうち自分は三女のエジェが一番タイプでした。


2016.12.23
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