裸足の季節(2015年製作の映画)

Mustang

上映日:2016年06月11日

製作国:
  • トルコ
  • フランス
  • カタール
  • ドイツ
  • / 上映時間:94分
    監督
    デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン
    脚本
    アリス・ウィンクール
    デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン
    キャスト
    ギュネシ・シェンソイ
    ドア・ドゥウシル
    トゥーバ・スングルオウル
    エリット・イシジャン
    イライダ・アクドアン
    ニハル・コルダシュ
    アイベルク・ペキジャン
    あらすじ
    13歳のラーレは5人姉妹の末っ子。10年前に両親を事故で亡くし、いまは祖母の家で叔父たちとともに暮らしている。学校生活を謳歌していた姉妹たちはある日突然、家に閉じ込められてしまう。古い慣習と封建的な思想のもと、電話を隠され、扉には鍵がかけられ、自由を奪われた「カゴの鳥」となった彼女たちは、ひとりひとり見知らぬ男のもとへと嫁がされる。ラーレは自由を取り戻すべく、ある計画を立てる…。

    「裸足の季節」に投稿された感想・評価

    masayaan
    3.5
    辛口ぶるつもりはぜんぜんないんだけど、それでも一応、自分の中に四つ星評価の壁というのはあって、この見事な傑作はしかし、そこを超えて来なかった。なぜだろうと考えていたら、しゅんさんのレビューがしっくり来た。余力あればブログに書きます。でも、この夏必見の作品としてオススメしておきたい。
    Kinta
    3.6
    嫌な予感が漂いつつ終始目が離せない感じ。
    評判がよろしいというだけで、ほぼ何の前情報もなしで鑑賞。トルコが舞台の映画というのも見始めて知った。美しき5人姉妹が、ある暑い晴れた日に、男の子たちと海の中で楽しそうに戯れてる、キラキラ爽やかで美しいシーンから始まる。何とはなしに、よろしいね〜と見てたんやけど、その直後、近所のババアにチクられて、不埒なことをした!と、祖母と叔父に自宅に軟禁され、学校にも行けなくなってしまう。5人は両親を亡くした後、そのふたりに育てられてて、どんどん昔的な価値観から外れていって、手に負えなくなっていった末、結婚と関係ない男子といちゃいちゃするという言語道断な状態になっていったことがわかる。そして、謹慎状態のうちに、1人ずつ、強制的に見合い結婚をさせられ始める。そんな中、姉妹のひとりがとんでもない事件を起こし、展開が一変! 近代化・国際化・情報化が進む中、いまだに封建的な男尊女卑の社会で、自由を謳歌したいと望む少女たちの生き様を、閉塞感と解放感、そしてエロティシズムを同時に感じさせる独特の瑞々しいタッチで描いてて、途中から完全にのめり込んで見てた。前半は息苦しい抑圧がありながらも、ベタベタ仲良しで楽しげな姉妹の危うい大胆さと繊細さが魅力的で、後半は抑圧への抵抗がスリリングに展開。夜明けのイスタンブールの街並みがあまりにも美しく、音楽も地味ながらじわじわエモーショナルで、うおーーーーーと思わず涙がこみ上げた。そして、最後は、何とも言えない感慨が胸に迫ってくる。えっ!このあとどうなるの! ってとこで終わり。やっぱりこれ見てると、自由ってほんと大事だなと思う。自由があれば必ず幸せ、というわけではないけど、自由のない状態は苦しみでしかないし、ひとたび心のなかに生まれた自由への激しい欲求を抑えることは、誰にもできない。どんな人生になろうとも、自分で生き方を決断することが、どれほど尊いことか。もちろん、掟に従い一定の秩序を維持するために不自由を選ぶ、という選択肢もありつつね。どこまでも魅力的なこの5人の姉妹のそれぞれの生き様がしみじみと胸に響いた。悲しくやるせないままの部分も多いけど、最後はとてもすがすがしい気持ちになった。見終わってどんどん余韻が深まっていく。また機会があれば是非見たい。
    5人姉妹とラストのボスポラス海峡とイスタンブールの街並みが美しい。
    コトコ
    3.8
    私が自分の親の教えを客観的に見られるようになったのは、ごく最近のことなのに、末っ子のラーレはわずか中学生で、大人の言うことを客観視し、違うと判断し、自分が思う正義に命をかけた。それってすごいと思う。

    文化って偉大だ。気が付いたら理由を意識せずとも人々の生活に根ざし、一部になる。でも、文化だからってなんでも許させるわけではない。人は生きている以上、人権があるわけで、それは誰にも邪魔されてはいけない。それを知ってて、意識してる人なんて、どのくらいいるだろう。

    自分が未熟と分かっていて未熟だろうが、未熟と知らずに未熟だろうが、理由はともあれ、自分がどうであれ、それが命をかけても証明したい正義だと思うなら、迷っちゃダメなんだ。少しでも。
    さと
    3.5
    自由に結婚できるとか、好きな服が着れるとか、もっと言えば学校に行けるのも世界の普通というわけではないんだなと改めて思った。
    男尊女卑の極み、女性をモノみたいに考える文化を見てて重たい気持ちになった。

    救いのない生活の中で、親切な人に出会ったり、良い先生に恵まれたりっていう彼女たちの中では少ない幸せに涙が出た。
    一番末っ子の勇気は姉妹のおかげでもあるんだろうな。たわいもない日常の会話やくつろぐ様子をみてやっぱり女姉妹はいいと。そして終盤の逃亡中のバスや街の風景の移り変わりがノスタルジックでとてもとてもよかった。
    とにかく時間を忘れて見入った。
    くみん
    3.8
    「女たるもの貞淑、純粋であれ」トルコの田舎町の話だけど、この日本も今もって女は「嫁」とみなされ、社会や政治を動かすのは男ばかりの男社会。姉妹揃って暮らしていた時は幸せだった!元気な女の子達に幸あれ!
    m
    4.0
    映画館で鑑賞。出てくる女の子全て若さ爆発していて、その年特有の瑞々しさが素晴らしいです。あと内容は結構重ためですが、効果的に自然光が使われていて、絵になるシーンがとても多い。
    トルコの古い慣習に縛られ、異常なほどの貞操観念と男尊女卑の社会で生きる主人公たち。同じ時代を生きていてこのような思いをしている女性が数多く存在することが衝撃。ラストは前向きな終わり方で救われます。
    ゆ
    4.2
    めっちゃ可憐な女の子たちが因習に縛られててやるせない
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