ねこ

ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出のねこのレビュー・感想・評価

3.8
1945年5月8日ロンドン、ヨーロッパ戦勝記念日で街中がお祝いムードの中、19歳のリリベットことエリザベス王女(サラ・ガドン)は、妹のマーガレット(ベル・パウリー)にせがまれたこともあり、父親の国王ジョージ6世(ルパート・エヴェレット)に宮殿の外に出たいとお願いします。

許可をもらえた彼女は妹と共に、2人の陸軍将校を護衛にと監視を付けられ、リッツ・ホテルに行くようすすめられ、車で向かいます。

街にはイギリス国旗を手にした人で溢れ熱気に満ちています。
ホテルの中もお祝いを楽しみシャンパンを手に歌ったり踊ったりでみんな大興奮しています。

2人は、母后の差し金なのか、ホテルの特別室で待ち構えていた貴族たちの接見を受けます。。

ちょっとゲンナリした気分ながらも失礼のないよう挨拶をし始める冷静なリリベットですが、護衛の将校たちが娼婦たちに誘われて目を離したすきをついて、妹のマーガレットはいつの間にか抜け出し、海軍士官に誘わされるまま、ロンドンバスに乗ってどこかへ消えてしまいます。

急いで妹を探そうと自分も別のバスに乗って追いかけます。そこで空軍兵のジャック(ジャック・レイナー)と出会います…

エリザベス王女とマーガレット王女がお忍びで外出したという史実を元に描かれたフィクションですが、2人の対照的な性格もチャーミングに描かれていて素敵な物語でした。

英国王のスピーチも最近観たのですが、イギリスの歴史物ではファッションや王室の礼儀作法などが詳しく描かれたものが多い気がします。とても興味深いです。

イギリス人の気質や伝統ってなんとなく共感を覚えることがよくあります。
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