リアルお姫様がまさかのロンドン市街を大冒険！
エリザベス女王という馴染みの深い王族だからこそ面白くて華やかなフィクション作品。
現代版ローマの休日。
上品、派手、オシャレ、粋、陽気で楽しい。
ドレスも振る舞いも上等なエリザベス女王役は凛としており少し水原希子ちゃん風。
終戦記念日のイギリスの華やかさにはびっくりさせられた…地獄のような敗戦国の裏側ではこんなパーティモードの国も存在してたんだな。当たり前だけれど。そして、王族が民の本当の終戦の姿を目の当たりにするっていう発想がいい。
基本的に堅苦しいのは少なくひたすらオシャレ。
マーガレットが奔放すぎていいスパイス。
近衛兵がサボってセックスしてる途中に、電話。誰だ？と出ると「国王だ」って返されるシーン爆笑した。
イギリスって、上流階級はとことんエレガンスだけど、一般市民からはものすごい熱気とかパンクスとか正反対の空気感があるから、なんかとんでもない国だなと思った。素敵。
何も自分一人ですることが叶わないエリザベスが「紅茶も一人で入れたことがないのよ」と表現したの良かったな。他の国じゃこういう言い方にはならない。さすがアフタヌーンティー王国。エレガンスである。
最後まで軽やかでイギリスの好きなところが詰め込まれてる作品かも。
王女の秘密の恋って主題も最高。
イギリス行きたさが急上昇するし、この高揚感は何度も見たくなる！
