2016.12.21 テアトル新宿
15歳特有の、やり場の無いグラグラとした衝動がとても儚げに描かれている。
それが、自分自身が15歳を回顧した際の感覚にとても近く、共感を覚えた。
監督曰く、主演の小川紗良は本作が映画初主演で、撮影を通じて成長していったという。
順撮りで撮られたため、物語におけるヒロイン佐田成美と役者小川紗良の成長の重なりを感じられる。
シーン毎の日常と未来への希望のシーンにおける色使いも、15歳の心の機微としてとても説得力のあるものになっている。
こやデミー賞2016主演女優賞!