ロシアンルーレット麻雀再び。
8、9、10と話が繋がっている。
8作目のロシアンルーレット麻雀が引き起こした悲劇。
雀鬼史上最も過酷な死闘。
魂震えた。涙も出た。
弱かったストーリー面を強化してきた。
振り込んだらロシアンルーレット。
ツモられたら、指名ロシアンルーレット。
東風戦で弾は1発。
運が良ければ誰も死なない。
しかし、だいたい死ぬ。
凡人が天才と同じことをしたらどうなるか?それを突きつけた映画。
桜井章一の業。
今まで曖昧にしてきた桜井章一の罪。
取り返しのつかないことになっていて、微笑みデブを思い出した。
この数日、雀鬼シリーズについて考えてきた。何が自分をここまでこのシリーズに引き寄せるのか?
うっすらとだが、見えてきた。
桜井章一という人間は、ワイアット・アープに似ている。
生き残った伝説。
自身の伝説を売っている。
荒っぽいことが許された混迷の時代を生き、死闘に勝ち続けた。
馬鹿げた伝説が残り、生き残ったことが小さな裏付けとなっている。
その伝説に惹かれているのかもしれない。
このシリーズを全て見終わった時、答えが出るのか?
何十年後か、桜井章一の孫や子孫が主人公の麻雀漫画が製作される。
そんな気がしてならない。
伝説は終わらないんだよ。