あーぁ

マーダー・パーティーのあーぁのレビュー・感想・評価

マーダー・パーティー(2007年製作の映画)
3.9
芸術家なんてクソ喰らえ!
ハロウィンの夜、友達のいない内気なメガネが招待状を頼りに着いた会場は、殺人芸術家が集まるトンデモナイ夜会だったよぅ(´Д`)てーへんだー!!

【グリーンルーム】に続いてジェレミー・ソウルニエ監督の長編デビュー作をレビューです。
コチラかなりイカしたパケ写なんだがフィルマでは写真が無くてちと残念でならないな。


あらすじ⤵︎
町がハロウィンで盛り上がる中、一人内気に家で引きこもるメガネ男のクリスは愛猫1匹と過ごすのが日課な明らかに童貞である( ´−ω−` )

そんなクリスは道端に一通の手紙が落ちているのをたまたま拾ってしまい、なんだか面白そうなパーティーの招待状キタコレッ!
と心弾ませてカボチャのケーキ作ったり、ダンボールで仮装したりね。もう涙ぐましいったらね(´•̥ω•̥`)

友達のいない内気なメガネが頑張ってる姿に何か同じ境遇を感じ得ない( ;∀;)
そんなクリスは招待状を頼りにパーティー会場に着くのだけれども来て早々何やら会場は怪しいご様子(; ̄ェ ̄)

完成度の低いバンパイアコスや狼男コス、チアリーダーコスやらと、ちとヤバめなメンツの芸術家達が揃いぶみの怪しい夜会を目の当たりにしたクリスは、明らかに自分の場違いさ加減に気づく。
んで奥には物騒な斧やチェーンソーがチラリ。

『ちょっと用事思い出したんで( ;´Д`)』
って焦って帰ろうとするクリスは芸術家達によって集団ゴタゴタバトルの末、拘束。これでもかと不運過ぎるメガネは椅子にぐるぐる巻きに!
はてさてヘタレメガネなクリス君に楽しいハロウィンはやってくるのか!

とまあソウルニエ監督のデビュー作はまさかのスプラッタコメディでして『グリーンルーム』や『ブルーリベンジ』とは明らかに雰囲気の違う映画でございましたな。
インディーズ映画ながらかなりその手のマニアには評判の高い映画で、本当に面白かったですよ!

クリス君の手土産のカボチャケーキをつまんだチアリーダーコスの女がカボチャアレルギーで早くも気絶し、頭から血を流して御臨終。
パニクるドジッ子芸術家達を尻目にそいつらにお金を出資する大富豪のオヤジが現れて皆んなそいつの機嫌取るために死体隠して必死こく姿が笑える(´∀`)

ヤクきめたりアヘアヘしたり富豪の機嫌を損ねない為に色々とやるんだがこいつがニセモノであることが分かってからの内輪揉めからの超ド級展開はマジにわし好み( ✧Д✧)

チェーンソー振り回して仲間割れしたり隙を観て逃げるクリスだったり、PSPに夢中になってた男が突然発狂し出したりもうお祭り状態です笑

逃げるダンボールコスのクリスとキチ芸術家の血みどろな逃走劇を経て、ラストは関係ないヤツらも巻き込んで阿鼻叫喚な地獄絵図( ゚д゚)コレがソウルニエ監督の原点か!笑

ヘタレメガネのクリスがチェーンソーで覚醒するあのトドメのゴアシーンは是非全国のメガネ男子の皆さんに観て頂きたい!
わしなんかクリスの成長に泣きかけたわ!割とマジに。

多分もぅこんなお馬鹿ホラーを撮ってはくれないんだろうがソウルニエ監督にはこんなバイオレンスっぷりで突き進んで欲しいな!
アート家気取りな芸術家や芸術に対してのソウルニエ風のブラックユーモアの効いたアンチテーゼもあり、ただのスプラッタ映画に終わっていない所も良い。

間違いなくソウルニエ映画で一番の傑作ダロウ(非常に偏ったわし目線)
グリーンルームと合わせて是非観れヽ(゚Д゚)ノ
あーぁ

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