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ブランカとギター弾きのakariのレビュー・感想・評価

ブランカとギター弾き(2015年製作の映画)
4.4
初っ端から、フィリピンの異様なリアルさに引き込まれる。観終わって知ったが、キャストも現地でスカウトとのこと。
今後も長谷川監督の作品は追っていきたい。

ピーターやビアンカと同じ時代に生きているものの、どこか遠い世界、または昔のことのように、自分の脳が逃避していた。
良い環境とは言えない中で、ピーターやビアンカ、スラムの少年とのやりとりなど、寂しく懐かしく温かい。
精一杯生きている彼らを見習いたいと思った。気づいたら涙が止まらない、温かいながらも現実を実感する作品。
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