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ブランカとギター弾きのdrawのレビュー・感想・評価

ブランカとギター弾き(2015年製作の映画)
3.7
◇ 監督・写真家である長谷井宏紀が、フィリピンを舞台に盲目のギター弾きと出会った少女を描く。

《子供の純粋な吸収力が切ない》
発展途上にある国での子供のたくましさにはいつも感心する。
そうしないと生きられないから。

だけどその"たくましさ"でする事の大半は人との悪い摩擦を生む行動。
1番身近な教育者であるはずの親はいない。
自分から利口にならないと淘汰される。
お手本は自分と同じく貧しい人達。

「大人は子供を買ってるのに、何故子供は親を買えないの?」
心がギュッとなる。
物語ではよく言われる「見えるものだけに惑わされるな」
そんな事を教えてくれる盲目のおじいさんはとても大切😊


※なんとなく出来事と出来事の間を想像させる物語の余白が足りない気はする。がよい映像撮るな〜っていう印象。
現地でつかまえたというキャストの人達が奇跡。
主演のサイデル・カブテロはYouTube投稿の歌唱動画で監督の目に止まった今時のノリ。
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