スペクター

ミッション:インポッシブル/フォールアウトのスペクターのレビュー・感想・評価

4.5

M:Iシリーズ第6作「ミッション:インポッシブル フォールアウト」 
公開初日観てきました。
朝イチ10:20の封切、地方都市の映画館といえど子達から老人までほぼ満席。
トム・クルーズの底堅い人気を再認識する。

2015年8月にこのFilmarksに登録してはじめてアップした作品が本シリーズ第5作『ローグ・ネーション』。 あれから3年経っての封切。

ちなみに、
『M:I』 1996年、
『M:I 2』 2000年、
『M:I 3』 2006年、
『ゴースト・プロトコル』 2011年、
『ローグ・ネーション』 2015年、

他のスパイ・アクションシリーズでみると、
クレイグ・ボンド007では、
『カジノ・ロワイアル』 2006年
『慰めの報酬』 2008年
『スカイフォール』 2012年
『スペクター』 2015年
『次回作』 2019.11予定

同じく、ボーン・シリーズでは、
『アイデンティティー』 2002年
『スプレマシー』 2004年
『アルティメイタム』 2007年
『レガシー』 2012年
『ジェイソン・ボーン』 2016年

それぞれ続編が完成するまでに5年前後掛かっている、
知名度のあるシリーズものの制作がいかに時間を要するかが判る。

さて、本作品。
当然の如く、
はじまりからラストまでの息継ぎさせないノンストップアクション147分。

“ノンストップ......”は007映画でも引けをとらないが、
この作品はおまけに予測不能のストーリー展開ときているから疲れること半端でない。
隣座席の女性、顔に両手をあてっぱなしのため息状態でずっと。

エンディングロールのM:Iテーマソングでやっと一息つけた具合である。

キャスティングは文句無しである。
* “トム・クルーズ”
* “サイモン・ペッグ”
* “ウィング・レイムス”の3人タッグは最強で最高。

* 英M16女性諜報員役の“レベッカ・ファーガソン”前作に続き好演振りである。
2018.2封切の映画『グレイテスト・ショーマン』では中途半端な役回りであったが本作ではM:I前作に負けず劣らず堪能させてくれた。
* 新人ヒロインの“ヴァネッサ・カービー”、
* CIA長官役の“アンジェラ・バセット”、
* さらに第3作から再登場のイーサンの妻ジュリア役の“ミシェル・モナハン”
この4人の女性陣の魅力的な演技に圧倒される。

ソフトなマスクとキャラのトム・クルーズに、
これら落ち着いた大人の味を覗わせるヒロイン達が好対照としてこの作品を盛り上げている。
パリ警察の女性警官も含めると5人かな。

* 前作からのIMF長官役の“アレック・ボールドウィン”気の毒な終わり方である。
* こちらも前作からのM16スパイソロモン役の“ショーン・ハリス”前作からえらい様変わりの姿にびっくり。
* CIAウォーカー役の新人キャストに抜擢の“ヘンリー・カヴィル”もなかなかいい味を出している。

この暑い夏を乗り越えるのにもってこいのアクション・ムービーである。
是非お見逃しなく!
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