horahuki

ミッション:インポッシブル/フォールアウトのhorahukiのレビュー・感想・評価

3.7
スーパーマン→IN
ホークアイ→OUT
てなわけでスーパーヒーロー的には圧倒的なパワーアップを遂げた本作ですが、ジェレミーレナー大好きなので、悲しみにくれながら見てきましたよ(T . T)

本作までに過去作全部復習してから行きましたが、これは復習必須ですね!前作は絶対に見とかないとわけわかんないし、3から続いていた流れに対してひとつのアンサーを示してくれる作品でもあるので、3以降を見ておくとラストの感動がひとしお!自己の存在意義と救済を与えられる言葉に私はちょっとウルっと来ちゃいました…(笑)

物語はいつもどおり。ヤバイものが敵の手に渡っちゃったら世界滅んじゃうんで、みんなでそれを防ごうぜ!なシリーズお得意展開。今回も騙したり騙されたりで二転三転(どころじゃない)していく展開は息もつかせぬ楽しさがあるし、過去作キャラの再登板はシリーズ好きからしたらテンション上がります。

今回もトム様の年齢を疑いたくなるほどの凄まじいアクションの連続で、そのままトムクルーズとしてアベンジャーズでもDCでも入れるんじゃねーの?な超人ぶりを発揮してくれます。生身でやってるとかマジで頭おかしい。序盤でヘイロージャンプをかますわけですが、凄いのはこれを自身のプロモだったりドヤるシーンとしては使ってないってことなんですよね。いやカッコイイんですけど、「まだまだ序の口!こんなもんじゃねーよ!」と言いたげなくらいサラッとやっちゃってる。それもそのはずで、後半に行くに従ってトム様=化物だと思わざるを得ないド派手なアクションがどんどん増えていく。私的に、トム様プロモと化した『MI2』はシリーズで唯一好きじゃないんですが、本作は見せ場の連続でありながら全くドヤらず淡々と人外なアクションをこなして行くトム様がマジでカッコいい。

毎回毎回そうですが、「なんとかする!」っていう普通ならめっちゃ曖昧な言葉にここまでの安心感を持たせられる人は他にいないんじゃないですかね。そんな感じでアクションはキレッキレなのですが、物語としては後半まではいつもと違って少しテンション抑えめかつアクション部分に頼りきってるところがあるように思います。私的にはあのチームでワイワイやるのが大好きなので、それが少なめなのはちょっと残念だったけど、その反動でクライマックスはテンション爆上げでした。しかもあのキャラも一緒に作業するなんて!

クリストファーマッカリー監督の撮り方や演出も相変わらずカッコよくて、ただの殴り合いのシーンでも、生身のぶつかり合いという泥臭さとスタイリッシュなかっこよさを共存させていて、とにかく素晴らしい。

ただ、過去作一気見して耐性ついたせいか、今回がわかりやすかっただけなのかはわかりませんが、「あ!これひっくり返るな!」っていうのが毎回毎回割と早い段階でわかっちゃったのが残念。なんか過去作に比べてわざとらしさが本作にはあったような気がします。そのせいでテンション上がりきらないまま、後半まで行っちゃったのが少し残念。今までは普通に騙されてたんだけどな〜。後半がめちゃくちゃ楽しかったから良いんですけどね。
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