あまのかぐや

ミッション:インポッシブル/フォールアウトのあまのかぐやのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

6作品並んだー、嬉しいー!

尻上がりにスコアもアップ。イーサンのアドレナリン値に伴いアップ。

前日に「ローグネーション」の地上波放送を観てしまい、CS放送で「ゴーストプロトコル」を観てしまい「これ以上面白いものって、ありえるの??」って心配になってしまいましたが、考えすぎでした。ふつうに上回ってきましたよー。面白かったです。やっぱりこのシリーズ、大好き。

今回のミッションは、奪われたプルトニウムを探し、奪還するという大筋があり、それにたどり着くまでにいろんな修羅場をたどるIMFメンバーの活躍。

ルーサーはじめ、イーサン大好きメンバーは裏切らないと信じつつも、大がかり小芝居とりまぜて、観てる側にも仕掛けられるあちこちの罠が…。そのたびに「ヒュー♪」と心の中で快哉をあげたくなりました。MIシリーズで気持ちいいのはアクションだけじゃないよ、というのを証明しています。今回のテーマソングが入るタイミングもかっこいい。やはり映画館でアレが流れると、めちゃくちゃ興奮しますね。

テーマソング同様、みんな大好きベンジーが、大好きなマスク芸もタイミングが秀逸。やられたわぁ。爽快なシーンのあとでのアレですよ。長官(アレック・ボールドウィン)…マジですか。嘘だよね、嘘だと言って…。プルトニウム交換のシーンでルーサーが撃たれて…まじか、ルーサー嘘でしょ、えええ、と思ったら次の瞬間は元気に起き上っている勢いで長官も「なんちゃってー」と思ったのですが…。なんかいけすかない上司だったけど、イーサンを守る熱い決意の告白を聞いたあとだっただけに、悲しかったー。

そして今回思ったのは、どちらかというとアクションはスマートかつクールというより、泥臭い気がした。トム・クルーズだから、イーサン・ハントだからといって安心して観ていられない。絶対死なないってわかっていても、そしてこれまでの5作があったとしても、これだけハラハラさせるのってホントにすごいと思います。ヘリ墜落、雪原ごろごろ、断崖絶壁バトルのシーンはホントに死んじゃうかと思った。トム様、あまり無理しないでね…(しかしあの一連のシーン。爆発まで制限時間15分じゃないですよね、せめて30分にすればよかったのに)

今回、ブラント出演しなかったんですね。楽しみにしていたんだけど。しかし、そのアメコミ系イケメン枠を埋めるがごとくDCUからの刺客、ヘンリー・カヴィル投入、この新キャラはブラントの不在も、おつりがくるぐらいの存在感でした。最初にアンジェラ・バセット長官に連れられて登場したスーツ姿のウォーカー捜査官はまるでGQモデルのような佇まい。CIAのハニトラ要員ですか?!ナポレオンソロですか?!
最初どうもキャラクターつかめないなあ、と思いながら観ていたけど、それもまた卓越した演技だったのかな。前作のイルサ(レベッカ・ファーガソン)に感じた「この美形、敵なの?味方なの?」というあやふやな立ち位置がとてもうまい。これまで観たカヴィルの役で一番好きかもしれない、この役。あと胸板肩幅身長すべて規格外だから、トム様の体型が普通の人に見えて、なんだかかわいかったです。

スカイダイビング、バイクチェイス、ヘリチェイス、ロッククライミングなどMIシリーズというかトム様お得意の見せ場諸々はもちろんだけど、私が一番興奮したのは、序盤のパリのクラブ潜入のシーンですね。というかあのトイレファイト。最高。壁やドアが発泡スチロールみたいな音でバリバリ破られてたけど、どれだけ安普請なの?!コント仕立てかよ!と、もう笑いたいのと、おもむろに上着脱いで戦闘モード入るヘンリー・カヴィルのかっこいいのとで過呼吸になりそうでした。トイレファイトのシーンあと15分ぐらい見たかったです。

イーサンの妻ジュリアも、イルサも、今回の新顔の闇の仲介役ホワイト・ウィドウ(このコードネームwww)もどことなく男顔のかっこいい系女優で、よくぞ選んだ配役だなぁと思います。みんな言動もファッションもすごく男前でかっこいい。

最後のジュリアのセリフ。イーサンの精神的お荷物ではない、守られているだけの妻ではないというジュリアの潔い生き方を表しているようでほろりんときてしまいました、けど、この先、どうなるんでしょ、この夫婦。

追記1
公開2日目。この夏の洋画一番の人気作品がなぜあんなに小さな箱なのか!夜の回まですぐ満席になってしまって全然とれないじゃないの!(ちなみに一番おおきいところはコードブルーでした…)

追記2
ウォーカーの吹替がDAIGO、ホワイトウィドウが広瀬アリスときいて噴き出しました。今回字幕鑑賞でしたが、気になる…どれほどヤバイか気になる…
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