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ミッション:インポッシブル/フォールアウトのcrimsonのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ミッション・インポッシブル通算6作目となるフォールアウト。

イルサ役のレベッカ・ファガーソンが美人過ぎて「あざーっす!」

シリーズ最多のアクションシーンに「あざーっす!」

トム・クルーズの体当たりスタントとガッツに「あざーっす!」

お腹いっぱい‼︎
まさに全編手に汗握る極上のエンターテイメント作品でした。

で、す、が。
物語の展開には、突っ込みどころが結構ありました。

あまり重箱の隅を突く真似はしたくないので、どうしても気になった点を2つだけ。

まずはソロモン・ レーンの護送がそんな手薄でいいのか問題。
イーサンの回想シーンでも手薄‼︎と思いましたが、実際のシーンでは、当初ヘリによる護送が行われていました。このままヘリで護送すりゃいーじゃんという思いがよぎりましたが、物語は容赦なくイーサンの回想通りの護送へ。
ヘリでの護送から、陸路での護送へ変わるのも「え?」でしたが、やはり護送する警官の少なさに「え?」となりました。
ある意味世界最悪の犯罪者であるレーンの護送が、ここまで手薄なんて考えられん。


第2に、レーンを巡って途中まで敵対していたイルサが、唐突に逃走車に乗り込んで何事もなかったかのようにベンジーたちと仲間に戻ったぜ問題。
イギリスの諜報員として仕方なくとはいえ、イーサンたちと争うことになったイルサ。ですが、ベンジーがレーンに化けての騙し討ち作戦の現場に居合わせ、かつ作戦失敗の銃撃戦。
逃走車にはいつのまにかイルサの姿が...。
「え?いつ互いに和解したの?」
確かに銃撃戦ではベンジーたち助けてだけど、あんな暗闇じゃ誰が誰だかよくわからないだろうし、逆にイルサいたらびっくりすると思うんですが...

アクションやスリリングなシーンの数では、フォールアウトはローグ・ネイションより優っています。ですがその質においてはローグ・ネイションの方が上だと思います。
まぁ正直、ここまでやってくれたら万歳とすべきかも知れませんが、作品としてローグ・ネイションには及ばなかったのは事実。
いや、フォールアウト凄いんですよ。
トムのスタントも映画自体のクオリティも凄過ぎるんです。キャラの扱いも満点‼︎
あ、アレック・ボールドウィン退場シーンは物申したいが...
とにかく贅沢過ぎる思いだというのは重々承知の上で言ってます。
スパイ映画として、構成の美しさがダントツだったローグ・ネイションの続編、しかも監督も続投って作品だけにローグ・ネイション越えを期待してしまうんです。

とにかく、お腹いっぱいになる素晴らしい作品であることは間違いありません。
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