トムはやっぱりトムだった♡
トムが来日した日の夜、アタシが足繁く通う渋谷某所のちっちゃくて汚い居酒屋さんにお忍びで連れていってあげたときのこと。トムは"日本酒飲み比べセット"をおいしそうに嗜んでおられ、その飲みっぷりたるややっぱりハリウッドスターは眩しいくらいにステキ。アタシは「日本酒にはここの梅水晶がすんごい合うのよ」と、ガイジンなら誰もが口にしてウワっと避けるものをあえて勧めると、日本酒に合うと喜んで口にするあたりもトムらしい。「Kaoruは何も食べないの?」と気遣ってくれるけれど、「大丈夫ょ。トムがいるだけでじゅうぶんお酒が美味しいの」と返すアタシ。いつだって、どこだって、どんなときだってトムはトム。以上、ここまでアタシの妄想。そしてこんな妄想だけで1人お酒を飲むことができるアタシ。一体トムはアタシの子宮を何度爆発させれば気が済むのかしら。
トムは、ホントにすごい人なの。言わずもがなカッコいい。なんか文句がある人がいたら、是非是非56歳まで待っててほしい。で、56歳になったら自分の容姿とこの作品のトムを見比べて、それでもトムに文句が言えるお立場なのでしたらアタシが受けて立つ!カカッテコイっ。
あの激しいアクションをしてサマになる容姿を保つのは、いったいどれだけハードなトレニーングとストイックな生活をしているのだろうと思ってしまう。確かディスレクシア(読語障がい)で、彼は台本の文字認識ができない人ではなかったかしら。そんな方が、音でセリフを覚えて役に臨むっちゅうのは途方も無い努力が必要なことのはず。そう、トムは努力の人なのよね。
このシリーズは、もうお決まりのパターンで分かりきったストーリーだけれども、トムと一緒に歳を重ねているこの作品が大好きだし、きっとこの次があってもその次があっても観に行くんだろうなぁと思ってるわ。
これを観る方々がトムを好きだろうが嫌いだろうが構わない。ただ、56だって努力をし続ける人、そして完璧なオトコを観たいなら知っててほしい作品のひとつ。
個人的には『インタビュー・ウィズ・バンパイヤ』がすんごく好きだけれど、年齢を重ねたトムも、とってもとってもステキ。
もし1つアドバイスをさせていただけるならば、1つ前のローグネーションを復習してから行かれるとより面白いわよ。