アバンタイトルからトップスピードで走り出す筋書きに、もはやどこまで生身でやってるのか知りたくもない決死のアクション、おなじみのチームに強烈な新キャラもどんどん投入しながら決してとっ散らかったりこんがらがったりしない、スパイものが苦手な私みたいな観客もストレスフリーで楽しめる作りに今回も感激した。デルブルック博士のシーンには最高にわくわくしたし、ソロモン・レーンのあのぞっとするような目も相変わらずのpure evilっぷりで素晴らしいです。
という具合でとても面白かったんだけど、主にドラマ面でブラント君の不在が予想以上に堪えた（私の中で）。イーサン＆ベンジー＆ルーサー＋イルサのチーム、仲良しで和やかで大変可愛いんだけど、このメンバーだけだとやや情緒に流されすぎるきらいがあるというか、ここにブラント君がいたらこんな甘ったるい空気にはならんだろうと思う瞬間が多々あった。思うに、ジェレミー・レナーには所属する集団全体をプロフェッショナルに見せる力があるのではないか。次回作には是非復帰してIMFをピリリと引き締めてほしいし、絶対にホワイトウィドウと対面してほしい。長官との内勤漫才もまた見たいよ〜。
