yumeayu

ミッション:インポッシブル/フォールアウトのyumeayuのレビュー・感想・評価

4.0
ヘイロージャンプでパーリナイ!!

もうなんていうか、トムに関して言えば現実がフィクションを超えてしまっている。
パーティー会場に潜入するのに高高度落下をする意味のなさ!
なのに現実に自らやってしまう無謀さ!しかも100テイクも!

劇中で走り回って、飛んだり跳ねたり(骨折したり)しているのはイーサン・ハントなのか、トム・クルーズなのか?
もしかしたら、本当にトムはどこかで世界を救ってるんじゃないのか⁉︎
そんな錯覚さえ覚えるほど、トムの超人的なスタントは神がかっている。
これで56歳ですよ! 年齢は単なる数字でしかないのか!

そもそもアクションありきで始まった今作の撮影。なんでもシナリオは後回しで、アクションシーンから撮影したんだとか。
プロデューサーも兼ねるトムの一声で、彼のやりたいアクションがどんどん撮影されていったのでしょうか?
監督のクリストファー・マッカリーはさぞ大変だったことでしょう。付き合わされる身にもなってよ〜。
そんな前代未聞な撮影をしていたことを考えると、多少のストーリーの整合性のなさは目をつぶってあげようと思いたくなります。

確かにシリーズ最高傑作の呼び声が高かった前作「ローグ・ネイション」と比較すると、映画の完成度という意味では劣るかもしれない。
それでも想像を遥かに超えたアクションはもちろん、シリーズ1作目を彷彿させる騙しのシーンなんかもあって、こちらも見応えは申し分ない。

また、シリーズの見所でもあるチームプレイも健在でした。
ラストの展開なんて、まさにチームの信頼感があってこそでしたよね。イーサンはチームのメンバーを信頼しているからこそ、ヘリコプターであんな無茶苦茶なことができるんです(笑)。

個人的には1作目から登場しているルーサーが良かったですね。長い付き合いもあって、一番イーサンのことを理解しているような気がします。
しかも何気に恋のキューピット役だったりもする。

逆に新キャラのウォーカーはちょっと残念でした。
演じたヘンリー・カヴィルはイケメンだし、アクションも頑張ってたんですが、キャラの行動理由に矛盾が生じる部分もあったりして、イマイチ理解ができなかった。

そういえば、今作はジェレミー・レナー演じるブラントが登場しませんでしたね。調べてみたら、今作の脚本の進み具合や、「アヴェンジャーズ」の撮影の絡みなどがあって出演が難しかったそうです。
残念だけど、忙しいから仕方ない。そう思ったんですが…。

えっ、でも「アヴェンジャーズ /インフィニティ・ウォー」にホークアイ出てないよね…。
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