超空間コベ

赤い花の超空間コベのレビュー・感想・評価

赤い花(1952年製作の映画)
4.0
『美女と野獣』アニメ版、その1。
1952年。

きめ細やかな動きや、“光”の演出が、
とにかく秀逸。CGアニメに引けを取らない。

今作のお父さんは、森ではなく海で遭難。
無人島(?)には、豪華絢爛な城。

後光が射してるモスクを見ると、
我々の世代はどうしても
妖怪人間ベムの『吸血鬼の寺』を思い出す。(笑)

コソコソ隠れてる野獣のビジュアルが、
イエティやトロールって感じなんだけど、
おめめだけがクリクリしててカワイイ♪

あと見所としては、お父さんと従者、
ヒゲおやじ二人の愛の劇場。
カラダを密着させ手を握り、
息も触れ合うほどの距離で語り合う。
互いのを身を案じ、熱い抱擁を交わして
別れを惜しむのだ…。♪

40分しかないにも関わらず
やけにのんびりな展開で
ヤキモキしてしまったが、
上手くまとまってるね。

これは『雪の女王』も観ておかねば。☆
超空間コベ

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