イチロヲ

アイ・シティのイチロヲのレビュー・感想・評価

アイ・シティ(1986年製作の映画)
3.5
官有のサイキック研究機関にて欠陥品扱いを受けている実験体の青年が、生体実験で殺害された恋人のクローン少女を施設から解放する。板橋しゅうほうの同名SF漫画のアニメ化作品。

サイキック・パワーのレベルにより、その人間の優劣が決められてしまう、近未来の物語。秘められたパワーを備えているイケメン青年が、人類の存亡に関わる最重要人物のロリ少女を権力から護ろうとする。

ロボットからクリーチャーまで、オーバー・ジャンル的なミックス感に満ち溢れているため、「Wow!」と感嘆しながらの鑑賞が捗る。景気よく動きまわるアニメーション技術にも目も見張るばかり。ちなみに女性ヌードには、乳首が描かれていない。

アメコミとバンドデシネが程よく調和されている原作を、80年代バブル期の太っ腹な調理法でアニメ化している。作画の線が太すぎるような気がするけれども、そこは時代性を考慮する必要あり。「AKIRA」の前夜祭のような立ち位置とも言える。