リッキー

セントラル・インテリジェンスのリッキーのレビュー・感想・評価

3.0
868本目。
最近,内容が濃い映画ばかり鑑賞していたため,気楽に観ることができるコメディとしてこの作品を鑑賞しました。

この作品は,アメリカの超人気コメディアンであるケヴィン・ハートと,超人気アクション俳優であるドウェイン・ジョンソンという組み合わせ,でヒットするのは当然のようです。

まず,冒頭から驚きました。全裸の巨体の男が裸踊りをしていて,思わず先日鑑賞した「エターナル・アニマルズ」を思い出してしまいました。体育館でこの全裸男とハイスクールのスーパースターの出会いがあり,卒業後しばらくして再開しますが,全く逆の変貌を遂げ物語がはじまります。

内容は展開がわかりやすく,気楽に鑑賞することができました。
コメディなので,そこそこは笑えると期待しましたが,あまり笑えなかったのが残念です。しかしドウェインの演技がどんどん上手になっていることがわかったのは収穫です。現在はCIA工作員としていくつもの修羅場をくぐり抜け,自信に満ち溢れているのに,高校時代のいじめっ子の前だと,急におどおどと不安な表情になり,屈強な身体も心なしか小さく見えたのがリアルでした。

この作品では,子供のころに体験した心の傷は大人になってもなかなか癒えることはないと改めて感じさせられました。 「いじめ,反対。」
リッキー

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