あでゆ

セントラル・インテリジェンスのあでゆのレビュー・感想・評価

4.0
高校時代は人気者だったが今はさえない中年会計士のカルヴィンに、当時いじめられっ子だったボブから20年ぶりに連絡が入る。しぶしぶ会ってみると、気弱なデブだったボブは筋骨隆々とした肉体の持ち主になっていた。しかもボブはCIAエージェントで、濡れ衣を着せられ組織から追われているという。そしてなぜかカルヴィンは彼に手を貸すことになる。

クオリティ高めのバディムービー。エンターテインメントとして丁度いい塩梅のお笑いと感動を盛り込みつつ、しっかりと二人の成長を描いている。なにより、余計なストレスが一切ないのがとても良い。

正直ドウェイン・ジョンソンが元いじめられっ子というだけで設定で勝利している。ボブは序盤からオフビートなノリでアホっぽく演じているものの、それはいじめられた過去のトラウマを隠すための仮衣であるということが、ドウェイン・ジョンソンの名演技によって説得力を持って語られている。だからこそ、ラストのカタルシスの崩壊は大きい。
どうみてもいじめっ子みたいな男が演じているからこその説得力もあると思う。

安い映画なのかドウェイン・ジョンソンとケヴィン・ハート以外比較的知名度の低い俳優で構成された本作。ところが序盤、元相棒役という形で、一瞬だけ映るアーロン・ポールに、このあとなにか起きると思わざるを得ないでしょう。その展開のあっさりさは、正直結構面白かった。
なにしろ短めでテンポが良いのが見やすくて良い。
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