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名探偵コナン 純黒の悪夢のdm10foreverのレビュー・感想・評価

名探偵コナン 純黒の悪夢(2016年製作の映画)
3.8
【リハビリ】

お久しぶりです。
皆さん、本当にコロナ災禍の中お疲れ様です。
僕も「コロナ自粛」「病院でのコロナ対応」「2年に一度の診療報酬改定準備」等々が見事に重なり、全く映画を観るどころの余裕もないまま激動の2週間を過ごしていました。
ただ、その間も皆さんのレビューをちょいちょい見させていただいて、変な話ですがここで安否確認させていただいてました(笑)

新作が観られないストレスは確かにあるけど、こういう時こそ「普段なら観ないような隠れた作品たち」に巡り合えるチャンスなのかな・・・と前向きに捉えています。
お互い大変な時ですけど、皆さん頑張りましょうね!

ということで、先日TVで観ました「名探偵コナン」です。
正直言って「門外漢」なんです。殆どわかりません。
どれくらいかと言うと、コナンにはまっている娘に「あれだろ?『じっちゃんの名に懸けて!』って奴」と本気でボケてしまい「はぁ?」と小4の娘から冷めたツッコミを浴びせられるくらいに(笑)

仕方ないのよ。
僕の世代は「堂本剛の金田一少年」なのよ。若干しゃくれ気味のともさかりえなのよ!

ってなこと言っておりますが、娘と話題を合わせるために必死についていく健気なお父さん・・・。

で、昨年の「紺青の拳」が劇場版初鑑賞&劇場でのコナン初鑑賞だったんですが、これが意外と面白い。TV版はちょこちょこ観ていたので、主要人物程度はわかっているつもりも、ちょっと脇道に逸れるともう駄目・・・。
ただ「怪盗キッドはカッコいいね~」とか「京極真、鬼強え~」とか子供目線で楽しみましたわ。
で、その時も感じたことなんだけど、これって映画版だけなのかどうか知らんけど、もう人間の出来る範囲は超越してますわな。
それこそ、「見た目は子供、頭脳は大人、肉体は超人ハルク」とでも言わんばかりにむちゃくちゃするんですよね。あれはガジェット云々で解決できるレベルではない。
だって、所詮「頭脳は大人でも体は子供」なんですよ。常識的なバランスで言えばコナン君だけでも1本の映画で3回くらい死んでるはず(笑)。

まあでも子供はそんなに深く考えてないし、割と幅広い世代から支持されていることからも、いい意味でいろんな要素が「バランスよく」配合されているんだろね。
恋愛要素だったり、魅力的なサブキャラだったり、一貫している伏線だったり、タイアップすれば必ず売れるテーマ曲だったり・・・。

そんなこんなで、今回も娘とTVを見ながら(むちゃくちゃやな・・・)とエセ関西弁を使う道産子状態でしたが、それでも最後まで見てしまう引力みたいのはあるのかなと思った。
今回に関して言えば、以前からの伏線(黒の組織)に関わる部分だったため、若干置いてきぼりを食らいつつも、キュラソー(天海祐希)が凄く魅力的なキャラクターで、それだけで物語自体面白く感じた。
天海祐希さんはほんとに達者ですな~。

あと、本当なら今年の4月の新作も娘と劇場に行くはずだったんですが、そこでもキーとなっている赤井秀一を知る上でもこの作品を見ておいたほうがいいのかな・・・と。

それにしても相変わらず池田秀一さんの声はカッコいい。
何年たってもクールというかインテリジェンスを感じる声。早く劇場で堪能したいもんですな。


ってな感じ。

正直言って、まだ完璧に「映画を楽しむ気持ち」に100%振り切るだけの余裕がないのは確か。
だけど、少しでも気持ちの中に「遊び」の部分を持っていたいという葛藤。

ちょっとずつ楽しめる作品から観ていきま~す。
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