政治家と大手自動車会社の汚職をそれを暴こうとする検事(とヤクザ)の騙し合い。
とても楽しめて本国でしか公開してないDC版DVDを輸入してしまった位には好きですが、途中途中に韓国映画らしい派手じゃないのにとても痛そうな暴力シーンがあるので苦手な人は注意した方が良いかも。
警察→検事の経歴のジャンフンが正義でなく野心からサングに目付けて協力させようとしたり口悪く手が早かったり、逆にサングが口は悪いけど兄貴分への忠誠や部下への気遣など裏社会にいるとは思えない位に義理堅く律儀で年上には丁寧対応だったりキャラクターの対比も面白い。
汚職に絡んでる政治家と自動会社会長、あと実はがっつり黒幕なxxxが腹立つ位悪いんだ…何回も張り倒したい衝動に駆られる。
題材が政界の汚職なので暗くてかたいと敬遠して観てない方もいるかもしれないですが、思ったよりかたくなく、最初から最後までどう決着付くのかハラハラしながら観れるので観て観て欲しいなと思う。
あとイ・ビョンホン演じるサングが演技が素晴らしいのはもちろんだけど、七変化とまではいかないまでも髪型や服装が状況に合わせて色々変わる(リーゼントスーツ、オールバックチンピラ服、チャラいカジュアルスーツ、囚人服、会見スーツ、パンチパーマ←DC版のみ)のでそこも楽しめた。
