回想シーンでご飯3杯いける

インサイダーズ 内部者たちの回想シーンでご飯3杯いけるのレビュー・感想・評価

3.3
腐敗官僚や献金を題材にした(?)邦画の話題作「新聞記者」を観たかったもののスケジュールの都合がつかず、社会派サスペンスと言えば韓国映画でしょって事で、Netflixで見つけたのがこれ。

大統領候補、自動車会社社長、新聞社、銀行等のオッサン達がお互いの利益の為に裏でつながり、悪事と乱痴気を繰り広げる。その実態を暴くために立ち上がった若い検事の熱い挑戦、、、、というストーリー。

考えてみれば、韓国映画では官僚や巨大企業は、基本的に悪役要員で、アクションやサスペンスでは、本作のような設定はほぼ王道。社会派と名付けるまでもない。韓国のそうした国民性や映画文化の特性については賛否両論あるだろうけど、そもそもは庶民文化として発展してきた映画という娯楽が、こうして国民の主張や不満を映し出す装置として機能しているのは、僕にはとても健全な事のように思える。

ちなみに本作は、一連の韓国サスペンスの中でも、かなりエンタメ色が強め。社会派としてのメッセージ性はそこそこに、アクションはもちろん、エログロ描写もかなり強く、特に性接待シーンでのゴルフ遊び?は「アシュラ」のあのシーンを軽く越えてきた。慣れていない人は要注意。