Hondaカット

日本で一番悪い奴らのHondaカットのレビュー・感想・評価

日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)
3.9
79点。ゲスな奴らの汚職事件という暗い実話を、いやぁ!いいね〜楽しいなぁ、と見れるエンターテイメントにふっていた。『グッド・フェローズ』や『ウルフ・オブ・ウォールストリート』を彷彿とさせる裏社会の成長もの。ダメな事やってるのに爽快にみえるは、キャラクターとそのノリノリなトーンのせいだろう。

リアルなトーンでやってしまうと結構酷い話で、感情移入もできなくなる。作り手はわざと【ファンタジー】として見れるように計算したように思う。全く自分と違う、ある意味「あこがれる世界」というか。それが今の邦画の予算でもチープに見えない演技やカメラワークおよび質感も良い。メジャー作品だけど、インディーズの熱さ的なものも入っている。

エロも馬鹿もたっぷりあって、映画観たなぁ、という感じ。女性陣ばんばん脱ぐし。若干「こわい」より「楽しい」を前面に出し過ぎてる気もするが、最後の実話話のオチでズーンと来るので、結果ちょうど良いバランスでした。
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